NSプロ 950GH neo／ヘッドスピード別試打

西川みさと「良い意味でシンプル」

―率直な印象は？
「『NSプロ 950GH neo』は、私の持っていたスチールシャフトのイメージを変えてくれるシャフトだなと思いました」

―と言いますと…？
「スチールなのにかなりカーボンに近づいたモデルという印象を受けました。もともとスチールをあまり打ったことがなかったのですが、イメージとしては速くしなり戻る、シュッという感じ（笑）。逆にカーボンはゆっくりしなり戻り、全体的にボワーンという感じ（笑）。『neo』はこのボワーンに近づいたシュッという感覚なのです」

―やわらかくなった感じ？
「ウーン…、単にやわらかさを表現しているというよりは、イメージの変化と言いますか。実際に打ってみると、変にしなりすぎることがなく、思った通りに打てるのです。“やわらかくなった”というより、“シンプル”になったという表現が的確ではないかと思います」

―過去のモデルで近いものは？
「同じNSプロの『zelos(ゼロス)』に近いという噂を聞いていたのですが、実際打ってみるとあまりそういう感じはしませんでした。『zelos』はしなりが少し強すぎる感覚がありましたが、『neo』は決してしなりすぎず、適度に戻ってきてくれて全体的に振りやすい。やはり過去のモデルというよりは、新たな定番モデルが出てきたというイメージを受けました」

―どのような人向き？
「私のようにスチールをいままで使ってこなかったカーボン派の人に、一度試してもらいたいモデルです。一方で、スチールを使ってきた人にも、新たな発見ができるかどうか一度試打してみてほしいと思いました」

西川みさと（42）
HS40m/s未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合
• 1WのHS50m/s台・万振りマンの場合