クラブ試打 三者三様

NSプロ 950GH neo/ヘッドスピード別試打

2019/10/26 05:00

万振りマン「素直でイメージ通り」

―率直な印象は?
「『NSプロ 950GH neo』はオーソドックスの中のオーソドックス、クセがなくどのような人にも対応するシャフトといった印象を受けました。走りや粘りが程よく、自分のイメージを球筋に投影しやすかったです」

―実際に打った印象は?
「イメージした球がそのまま出てくれるので、素直なシャフトだなーという感想です。これまでの軽量シャフトはどちらかというと頼りない印象があり、いまは『KBS』シリーズの重量帯が重めのスチールを使っているのですが、この軽量の『neo』は暴れたり、中折れすることがなく、タイミング良く応えてくれます。“芯”がしっかりある感覚を受けました」

―芯がある?
「以前ロングアイアンにだけ『NSプロ』シリーズを入れていたのですが、ミスをすると右に球が行ってしまうことが多く、少し頼りなさを感じていました。『neo』はそういうことがなく、HSをしっかり出していっても負けない強さがある。“芯”がありながら、やさしさも感じられるといったシャフトかなと思います」

―どういうヘッドと合いそう?
「素直な動きをしてくれるので、基本的にはどのようなヘッドでも合う気がします。なかでもイマドキの飛び系アイアンとは合うと思います。『neo』はシャフトの動きでどうこうするよりも、ヘッド自体の性能を引き出すのに適しています。ですので、テクノロジーを駆使したヘッド単体のメリットをうまく引き出せることで、飛距離を稼げる気がします」

―引き出し方がうまい?
「はい。シャフトのしなりでヘッドを操作するというより、ヘッドをイメージ通り動かして、素直にボールにインパクトできる。フェースの反発力や低スピン性能といったヘッドそのものの良さを引き出しながら、理想の弾道をコントロールできるシャフトだと思います」

―どのような人向き?
「芯の強さで躊躇(ちゅうちょ)なく振りきれる部分があるので、HSが速い(40m/s台後半から50m/s台の)人に向いているといえます。競技志向の強いアスリートゴルファーでも、いまは軽量シャフトで軽く振っていきたいという人は増えていますので、多くのユーザーに支持されるシャフトかなと思います」

※使用スペック/硬さ:S・98g、使用ヘッド:NSプロ オリジナル フィッティングモデル(ロフト角32度・7I)

万振りマン(33)
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

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日本シャフト
発売日:2019/09/05 オープンプライス