レジオ フォーミュラ MB+を万振りマンが試打「ドラコン用に近い動き」
日本シャフト「NSプロ レジオ フォーミュラ MB+」の評価は!?
軽量スチールシャフトの雄・日本シャフト「NSプロ」から展開されているウッド用カーボンモデル「レジオ フォーミュラ」シリーズ。2014年の「M」を皮切りに、15年に「B」、16年に「MB」を発売。さらに飛距離性能を特化させた「M+」「B+」に進化し、ことし「MB+」が登場した。そんな「+」シリーズのトリを飾る最新モデルを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?
「全体のしなり量+走り感を強化」
―率直な印象は?
「使用したモデルはTYPE55(硬さS)で、設定としてはそれほど重くはなく、硬さも一般的ではあるのですが、HS50m/s台で振り切っても、スイング中のヘッドの加速をすごく感じる印象を受けます。そこが新たに『+(プラス)』された部分なのかもしれませんが、確かに飛距離性能の高さを実感することができました」
―前作「MB」と比べてどう?
「『MB』はダウンスイング時に多少の粘りが感じられ、クラブを下ろしてくるタイミングで、やや遅くしなり戻る感覚がありました。一方の『MB+』は、全体のしなり量+走る印象が強くなっているため、しなり戻りのスピード感がアップしています。普段、私が使用しているドラコン用モデルに近い動きをしてくれていたので、すごく扱いやすかったです」
―ドラコン用モデルの動きというと…?
「現在のドラコン界の主流は、軽くてやわらかい“軽・軟”モデルが流行しています。軽・軟で、しかも走り感のあるタイプが人気。フニャフニャしていて軽快なのに、芯というか、全体の骨格はしっかりしている。シャフトが大きくしなりながら、戻るスピードは速い。そんな動きが、この『MB+』でも体感することができました」
―つかまりが良くなった?
「そうですね。インパクト時のひと押しがすごくできている感覚があり、ボールもその分つかまってくれます。『MB』も切り返しでしっかりタメを生み、つかまりの良いシャフトだったとは思うのですが、『MB+』はそれに加えて、もうひと押しを演出してくれる。『MB』よりもボールをつかまえやすくなったことで、飛距離性能が高まったと言えるのかもしれません」
―同シリーズ「M+」「B+」と比べてどう?
「『M+』『B+』は、それほど飛距離に特化していないイメージがあり、『M+』はもう少しガッと走ってほしい印象。『B+』はバランス重視で振りやすさはあったものの、遠くへ飛ばす力強さは欠けていたように感じました。その点、『MB+』は飛距離が稼げて、しかも扱いやすさがある。過去の2モデルにはない、パワーとバランスを兼ね備えたモデルではないでしょうか」
―どのような人向き?
「現在使用しているシャフトでは、もうひと押しできない=飛距離が足りないと感じている人向きだと思います。シャフトのしなりを感じ、飛距離をいま以上に出したいゴルファーに使ってもらいたいです。ただ、相当つかまりも良くなっているので、フッカーの人が使うとチーピンが出てしまう恐れは感じます。フックで悩んでいる人は、打ち方やヘッドとの組み合わせを工夫する必要があるので注意しましょう」
3項目4.5点の高評価【総合評価4.3点】
【走り感】4.5
【粘り感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【デザイン】4.5
・使用モデル:TYPE 55(硬さS)
・使用ヘッド:テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:市川サンライズゴルフセンター専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ENEOS市川サンライズゴルフセンター
万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー