ピン「i525 アイアン」の評価は！？

ピン i525 アイアンをフルスイング系YouTuberが試打したら…【万振りマン】

“飛び系ブレード”という新ジャンルを打ち出したピン「i500 アイアン」の後継として、ことし新登場した「i525 アイアン」。新たなキャッチコピー“ちょいブレード”が示す通り、スッキリした形状に磨きをかけ、飛びと操る性能の両方をブラッシュアップさせた。そんな同社の自信作を、ヘッドスピード（以下HS）の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は！？

• 1WのHS30m/s台・西川みさとの場合
• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合

「すぐにでも使いたくなる高水準の完成度」

インテンショナルに曲げようとしても曲がらない直進性の高さを実感

―率直な印象は？
「“飛び系”と呼べるほどの飛距離性能はないにせよ、すごく安定した球筋で、スピン量も弾道も安定しています。全項目が100点に近い高水準で、バランスの取れたアイアンに仕上がっています。このまますぐにラウンドで使いたくなるモデルです」

極薄かつ高強度な素材とテクノロジーを凝縮させたブレードを超えるアイアン

―高水準でまとまっている…？
「はい、平均点のとても高いモデルです。元々ピンのアイアンは実戦向きで、良いイメージをもっていたのですが、『i525』はその中でも更に考え尽くされた性能で、見た目の鋭さと相反する飛び、打感や抜けの良さという点で、他モデルを超えた魅力が凝縮されている。前作『i500 アイアン』と比べても、より精度が高く、ブラッシュアップされた印象が強いです」

フェースのたわみが増すアンダーカット・ソールで高弾道を可能に

―どのような弾道が打ちやすい？
「直進性が非常に高いので、ストレートに高い弾道で攻めるべきかなと思います。ヘッド軌道をカットに入れてみたのですが、ちょっとだけフェード回転がかかっただけで、曲がり幅が小さい。あまり小細工せず、真っすぐ引いて真っすぐ出す打ち方が適しているように感じます」

前作よりやや幅広となったソールでミスヒットの強さも◎

―抜け感の印象は？
「マット上なので何ともいえない部分はありますが、球をつかまえてから振り抜くまでの間に抵抗感がない。7番アイアンでも29度のロフト角なので、上からヘッドを入れず、払い打ちに近い感覚で振っているのですが、ボールにコンタクトするまでに素直に当たって、素直に抜ける。それほどスピンをかけているわけではないのに（7Iで）平均5000rpmほど入っており、球は高すぎず、低すぎずという適度。目標に対してあまりいろいろなことを考えず、素直な球筋で攻めていけるアイアンという感じです」

各番手ごとに溝の角度・間隔・本数を最適化した「マイクロマックス・グルーヴ」

―打感の印象は？
「結構やわらかいです。思ったよりも弾き感が少なく、抜けの良さやスイートスポットの広さに影響していると思います。フェースに食いつくやわらかさが、自分のイメージした球筋をつくる時間を与えてくれる。芝に対する抵抗も少なく、ボールをきれいに運べる。マイナスポイントが見つからない、良いイメージしか湧かないアイアンでした」

「アイアンの素直さが出ているので好印象」と絶賛する万振りマン

―どのような人向き？
「アイアンを苦手にしている人に、ぜひ打ってもらいたいです。実は、私は飛ばし(ドライバー)専門で、アイアンはウォーミングアップ程度でしか使っていないのですが、それでも思い通りの球が出てくれました。とても打ちやすく感じるアイアンなので、苦手な人にはぜひ、この“打ちやすさ”を体感してほしいです」

打感5点満点◎の高得点【総合評価4.5点】

【飛距離】4.0
【打 感】5.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角：29度(7I)
・使用シャフト：NSプロ 850GH neo(硬さS)
・使用ボール：川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力／トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

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