ツアーB XD-3 ドライバー/ヘッドスピード別試打
2018/11/17 05:00
HS40台・筒康博「前作よりヘッドが大きく見える」
―前作と比べてどう?
「前作と比べると、はっきり分かるのですが、クラブ自体が短く感じられます」
―短く感じる?
「はい。クラウンの金属弦が視覚効果を生んでいるからだと思います。ラインがあることで横に広く見えるというか、全体的にヘッドサイズが大きく見えますね。個人的な意見ですが、実際のたわみ効果よりこの視覚効果のほうが大きいと思えるほどです」
―操作性は?
「はい、操作性も上がっています。フェース面が前モデルより前に出ているというか、フェースプログレッション(シャフトの中心線とリーディングエッジとの間の距離)がやや大きいことで、ドローもフェードも打ち分けやすくなっています」
―シャフトは?
「純正シャフト(ツアーAD TX2-6)の60g台というモデルは、ある程度振れる人を選ぶかな…と。10.5度というロフト角に対して、打ち出し角もスピン量もやや少なめなので、基本的にはボールが高く上がって、スピン量が多く、ランが出ない人向けの組み合わせなのかなと感じました」
―ではやはり上級者向け?
「いいえ。先ほどお伝えしたとおり、クラブが短く見えるので、それほど難しいモデルではないと思います。まずはロフト角10.5度のフレックスSやSRといった標準スペックで試打をして、弾道を確認してから自分に合ったベストスペックを探していけば、誰でも問題なく使いこなせると思いますよ」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。