タイヤの構造からヒントを得て開発された「ツアーB XD-3 ドライバー」

【ミヤG】
新しいブリヂストン ツアーBのドライバーは、カーボンクラウンにアモルファス金属の弦を取り入れた “筋金入り”が注目されているモデルです。確かに、クラウン部分には縦方向の線がいくつも見えますね。

クラウンに張られた金属弦により、素早くたわみ戻ってボールを押し出す

【ツルさん】
インパクト時にたわんだカーボンクラウンが金属弦によって素早くたわみ戻って、効率良くボール初速を上げる新テクノロジーだそうです。オフセンターヒット時のヘッドのねじれを抑える効果もあるそうですよ。さっそく打ってみましょう！

【ミヤG】
第一印象としては、カブトムシみたいな見た目がどうかな、と思っちゃいましたが、構えてみるとそれほど気になりません。むしろ丸型のきれいなヘッドで、フェースもスクエアに見えるのでアライメントを取りやすいです。それよりなにより、クラブとして打ちやすい！ 僕のスイングに合っているのか、試打の1発目からドローボールのナイスショットが打てました。

【ツルさん】
ミヤG、いい球でしたね～。買ったほうがいいと思いますよ（笑）。この「ツアーB XD-3 ドライバー」はヘッドを動かしやすくて、振っていてダルさを感じないところがイイですよね。ヘッド体積は460ccなんですが、感覚としては425ccぐらいのヘッドで打っているようなフィーリングです。“筋金入り”の効果かどうか分かりませんが、計測してみるとヘッドスピードに対してボールスピードを出しやすい。飛距離性能が高いモデルだと思いますよ。

【ミヤG】
叩いても左に行きづらくて、かといってスライスにもなりづらい。スイートエリアも広く感じるので、僕には意外にもやさしく感じました。これも“筋金入り”の効果かな？（笑）

【ツルさん】
純正シャフトもミヤGには合っていますよね。シャフト全体がしなるクセのないタイプですが、少し粘ってくれるのでタイミングを取りやすいです。ヘッドスピード43m/sぐらいの人が、しっかり振っていくのにちょうどいいですよね。フレックスSでクラブ総重量が304グラムというのも、アスリートマインドを持っているアマチュアに適度な重さだと思いますよ。

【ミヤG】
そうなんですよね。ちゃんと重さを感じて振れるし、クラブ自体の長さが短めに見えるのも気に入りました。打感も悪くないんですよね。おとなしめの打音で、しっかりとフェースで球を押し込めている感じがしました。このドライバーの性能的ないちばんの特徴って、どこなんでしょう？

【ツルさん】
アスリートブランドのツアーBらしく、やはり叩いたときに強い球で飛ばせる雰囲気があります。基本的には左に行きづらい性能ですが、ヘッドをコントロールしやすいので自分から球をつかまえていきやすい。その頃合いは絶妙だと思いますね。

【ミヤG】
なるほど。なんにせよ、僕には結果が良かったです（笑）。購入の候補に入れてもいいと思いましたよ。

【ツルさん】
球がよじれずに飛ぶような直進性の高さは、海外ブランドのドライバーっぽいです。けれど、そこに操作感を残してあるところにブリヂストンらしさを感じます。ミヤGみたいにコレが合う人は、わりと多いんじゃないでしょうか。

直進性と操作性のバランスが秀逸で、フィットするゴルファーは多そう

■ 試打したクラブのスペック

ブリヂストン ツアーB XD-3 ドライバー
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：TOUR AD TX2-6 ●フレックス：S

■ マイクラブ情報

ミヤG：ピン i25 ドライバー
●ロフト角：9.5度 ●シャフト：PING PWR 65 ●フレックス：TOUR S

ツルさん：テーラーメイド M2 ドライバー（2017）
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 55 ●フレックス：SX