クラブ試打 三者三様

エピック フラッシュ スター ドライバー/ヘッドスピード別試打

2019/03/09 05:00

万振りマン「格段に高い弾道」

―率直な印象は?
「完全に飛距離に特化していて、軽くて振り抜きやすいです。その点では、素晴らしいのひと言。ただ、つかまりが良すぎるぶん操作性に物足りなさはあるかな…といった感じです」

―操作性がない?
「そのままでは少しないと思いますが、ソール後方の『ペリメーター・ウェイティング(左右に可動できる約12gのウエイト)』があるので、事前に変えて打てば、弾道を操作できるので問題ないです。それよりも印象に残ったのは、弾道の高さです。前作の『エピック スター』と比べて、かなり高く上がる印象です」

―スピン量は多い?
「いいえ、スピン量は変わらないと思います。純粋に上がりやすくなった感じです。ヘッド特性としてボールを上げやすく進化したのだと思います」

万振りマンも同じくどちらもドロー。スターはかなり高い軌道

―特性として…?
「はい。『ペリメーター・ウェイティング』のウェイトの重さとヘッド形状自体が後ろに伸びたぶん、重心深度が深くなったからだと思います。すごく上げやすさを感じるモデルに生まれ変わりました」

―『サブゼロ』と比べてどう?
「『サブゼロ』のほうがつかまりがやや落ちるので、やさしさは断然『スター』ですね。ただ、私の場合は、そのつかまりやすさが逆に良すぎて操作性【3.5】の評価でした」

―万振りは無理?
「万振りしてしまうと確実にスピン量が増えるので、飛距離が落ちます。普通に振ったほうが、ボールを遠くへ飛ばせてくれるモデル。つかまり自体が良いので、スライス系のミスはまったく気にしなくて良いという点はメリットが大きいと思います。とりあえず引っかけず引っ張って振り抜ければ、飛んでくれるドライバーです」

※使用スペック/ロフト角:10.5度、フレックス:S(スピーダーエボリューション for CW 50)

■ 万振りマン(33)

登録者1万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

撮影協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

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