クラブ試打 三者三様

G410 PLUS ドライバー/ヘッドスピード別試打

2019/03/16 05:00

筒康博「G400 MAXの要素がプラス」

―率直な印象は?
「ヘッドの大きさからくる安心感と、『G400』が売れたことによって定着した“ピンのドライバー=やさしい” というイメージ。この印象通りのやさしさと直進性を感じることができました」

―曲がらない?
「どんなに芯を外そうが、とにかくストレートの弾道が出ます。前作から大きなテクノロジーは加わっていないですが、しっかり直進性がアップしている印象です。前作を超えてきたなという実感がすごくあります」

―前作との違いは?
「一番違うのは、振り心地としてヘッドが少し軽く感じる部分です。実際に少し軽くなっている(総重量:約293g、『G400』は約294g)のですが、よりアベレージ向けとされる兄弟モデル『G400 MAX ドライバー(以下MAX)』の要素がかなり加味されているなと感じました」

「プラス」より「SFT」のほうが軽快に振れたという筒

―MAXの要素…?
「はい。打った人にちゃんとやさしさが届くように造られていると思います。“デカヘッド”と呼ばれるヘッドサイズの大きなドライバーはこういう性能であってほしい、 という典型的モデルになっているなと感じました」

―『G400』寄り? 『MAX』寄り?
「私は『MAX』寄りだと思います。そのやさしさを踏まえ、打感、打音、球の上げやすさ、すわり、直進性――すべて2つより上だと思います

―かなりベタ褒めですね?
「ただ、正直なところ、打音の好みは別れるかなと思いました。『パシャ―ン』という音 がやや硬さを連想させてしまうのに、手には硬さはまったく感じない。打音と打感の印象の違いに、違和感を覚える人もいる気がします。でも、コースに出れば、なんだかんだで安定して飛ばせるので、そんな些細なことも気にしなくなるかもしれませんが…(笑)」

※使用スペック/ロフト角:10.5度、フレックス:S(ALTA J CB RED)

■ 筒康博(46)

変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。

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