NSプロ レジオ フォーミュラ B+/ヘッドスピード別試打
筒康博「適度な硬さで振りやすい」
―率直な印象は?
「前作『B』はスチールシャフトで言うと『NSプロ 950GH』のような、誰が打っても先がしなって、しなり戻りがあるという特性でした。それで言うと、今回の『B+』は『NSプロ モーダス3 ツアー105』。前作より重さもシッカリ感もありながら、クセがないシャフト。どのヘッドにも合いそうな印象がありました」
―前作と比べてどう?
「一番大きく感じたことは、シャフト重量ほど重く感じなくなった点です。手元と先の剛性差が少なくなった分、クラブの振り心地としてバランスの良さが増した印象。前作『B』と比べて特徴があるかと聞かれたら、それほど明確な特徴はないのですが…」
―特性は?
「ちょうど良さ、トータルバランスの良さを感じます。どんなスイングタイプにもマッチしてくれて、結果を出してくれるシャフトではないかと思います」
―デザインは?
「そう、そこがポイントですね。バランスの良い特性を、外見でももう少し教えてほしかったと思いました」
―教えてほしい?
「はい。アドレスで上から見た時の配色が真っ黒なので、ヘッドが真っ白でない限りクラブが長く見えてしまうのです。前作『B』のほうが、全体の配色がはっきりしていたので、構えたときの印象はやさしく感じます。特性がクセがなくやさしいのに、見た目が手強くシビアなので、そこが少し気になりました…」
―ロゴ部分は色があるんですけどね…
「そうですね、できればロゴの部分を上にもってきたいですね。実は可変スリーブが入ったものだと、面が固定されていて、デザインの向きを変えることができないのです。ちょっとロゴが裏にきてしまうと、寂しいなーという印象です。まぁ良い解釈をするならば、どのヘッドに付けてもケンカしないカラーリングといったところかなと思います」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。
クラブ試打 三者三様 日本シャフト編 記事一覧
- 2019-10-26NSプロ 950GH neo/ヘッドスピード別試打
- 2019-05-04NSプロ レジオ フォーミュラ M+/ヘッドスピード別試打
- 2019-04-27NSプロ レジオ フォーミュラ B+/ヘッドスピード別試打