西川みさと「やさしいのか難しいのか不明」

―率直な印象は？
「見た目はやさしく感じられたのですが、実際に打ってみると難しさを感じ、私にはシビアなモデルかなと思いました」

―見た目はやさしい？
「はい。フェース面が厚めにできていますし、ややオフセットもあるので、上からフェースを見るとやさしい印象があります。ボールを拾ってくれる感じがあるので、非力な女性でも扱えるイメージがあったのですが…」

―実際はシビア？
「そうですね。私にはあまりやさしく感じられなかったですね。思ったよりソールが滑らない感じで、人工芝の上でもガッツンガッツン引っかかっていました。また、打ち込んでもボールがドロップして、思うように飛んでくれなかったです。やさしいような、難しいような？ 正直、私にはコンセプトがよく分かりませんでした…」

M5はフェード気味、M6は持ち球であるドローに

―「M6 アイアン」と比べてどう？
「『M6』は見た目通り、実際もやさしさが感じられたので、『M5』で感じた見た目との矛盾はなかったです。顔のやさしさと結果がマッチして、イメージ通り飛んでいました」

―矛盾の原因は何だと思う？
「ウーン…。元々コンセプトが“飛び系”というより、プロモデルなんでしょうね。その割に見た目はやさしく見えていたので、飛びそうで飛ばない感じが戸惑いを生んでしまったのだと思います」

―形状からシビアさが伝わっていたら良かった？
「そうですね。もっとシャープだったら、それはそれで良かったんでしょう。顔は適度なグースで構えやすかったので、見た目は好きです。だからなおさらガッカリという感じです」

※使用スペック／7番(ロフト角:30度)、フレックス:S(NSプロ 930GH)

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合