JAWS ウェッジを西川みさとが試打「ググッとボールに刺さる」
キャロウェイ「JAWS ウェッジ」の評価は!?
まさにジョーズの如く、力強くボールを噛み、バックスピンでグリーンを噛むキャロウェイ「JAWS ウェッジ」。「37Vグルーブ」と呼ばれる新採用の溝形状により、フェース上の溝のエッジ部分が規制の範囲内で最大限に鋭角なものになったという。そんな“スピンモンスター”をヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・西川みさとが試打評価を行った。
「突出したスピン性能」
―率直な印象は?
「結構フェースにボールが食いついている感じが伝わりました。ググッとボールにフェースの溝が刺さっているような、スピン性能の高さを感じることができました」
―イメージ通りにスピンはかかる?
「そうですね。スピン量が多すぎるとか、かかりすぎて距離感が合わないという印象はありません。矛盾していますが、何となく自然のまま、スピンがものすごくかかってくれるという感覚…(笑)。適度なスピン量の範囲内で、すごさを感じると言いますか。強めにスピンがかかってポコンと上に跳ね上がる球ではなく、高さも抑えめに強く低く出てキュキュッと止まるイメージがもてました」
―スピン性能が突出している?
「はい。欠点と言える部分はなく、全体的にオールマイティな性能の中で、突出してスピン性能だけがものすごく高い印象。スピンをかけたい時に、必ず手助けしてくれる安心感があります。そういう意味では、頼りがいのあるモデルという印象です」
―グリーンは狙いやすい?
「グリーンを狙う時は、低い球でスピンをかけていく弾道であれば、イメージ通り攻めていけると思います。少し低めの弾道で、ライン出しショットに最適。ピンをデッドに狙っていくなら、低めの弾道でイメージしたほうが良いと思います」
―逆にキャリーで攻める人には合わない?
「高い弾道をイメージしたい人には、何となくスピン量がかかりすぎて、ショートするミスが起こる場合が考えられます。やわらかく球をフワっと運ぶ雰囲気はありません。ギュッとスピンが入って、着実に止まる感じ。しっかりスピンコントロールを計算して攻めていく人に向いているモデルと言えます」
―どのような人向き?
「やはりラウンド数を多くこなしている人向けでしょうか。スピンのコントロールを頭の中で計算しながら、コントロールショットを打っていく人。または中弾道でグリーンを狙っていける、中級者以上の人が向いていると思います。初心者の方が全く手が出せないわけではありませんが、それには少しサイズ感が小ぶりで、難しく感じてしまうかもしれません」
スピン性能4.5の高得点【総合評価4.0点】
【スピン性能】4.5
【打 感】4.0
【抜け感】4.0
【バンカー対応力】3.5
【構えやすさ】4.0
・ロフト角:52度、56度
・使用シャフト:ダイナミックゴールド S200
・使用ボール:千代田ゴルフセンター専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、千代田ゴルフセンター
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