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テーラーメイド「SIM2」シリーズの罠を辛口解説 ~ミタナラバコウタロウ~

2021/04/01 14:00
「ゴルフテック」の三田コーチと吉田コーチが話題の最新クラブを“忖度なし”で解説 今回は「SIM2」

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。日ごろからアマチュア一人ひとりのスイングと向き合いながらフィッティングとレッスンに努める二人が、新製品の情報をクレーム覚悟で語る辛口ホンネトークが人気だ。今回は、テーラーメイド「SIM2」シリーズのドライバーを解説した。

2021年2月に発売された同シリーズは、「SIM2 ドライバー」「SIM2 MAX ドライバー」「SIM2 MAX-D ドライバー」の3モデル。三田コーチはまず、「そもそものポテンシャルが高いヘッドで、ボールフライトやスイングタイプに合えば、確実に前作(SIMシリーズ)よりもいい」とシリーズ単位での性能アップを認め、溶接なしでヘッドを組み立てる技術革新についても高い評価。おすすめ感を漂わせて3モデルそれぞれの解説に移ると…!?

SIM2 「おすすめするケースはない」?

三田コーチは、テーラーメイドのセレクトショップでのみ販売される少ロットモデルSIM2 ドライバーについては、単刀直入に「ムズイ」と発言。さらに「スライサーにおすすめする(した)ケースはない」と続けて、進行役の吉田コーチをあわてさせた。三田コーチによると、低スピンで上がりにくく、つかまりを抑えた特性により「ヘッドスピードが45m/s以上ないとかなりしんどい」と必要なパワーを見積もった上での見解。「ポジティブに捉えればフックが出にくく、前作と比べるとフェードバイアスは緩まっている」とも述べ、腕前次第で高い飛距離性能が武器になることを強調した。

SIM2 MAX 「飛ぶけどスライサーは注意」?

残る2モデルについて三田コーチは、「多少(打点が)バラついても飛ぶし、ヘッドスピードが35m/s以上あれば使える」と、アベレージゴルファーに寄り添ったモデルと説明。高い慣性モーメントにより、打ち出し角が取りやすいことで飛距離を出しやすいようだ。ただし、SIM2 MAXについては「フェードバイアスが入っているので、スライサーの人は注意した方がいい」とも話し、購入については「絶対に打ってみてから」と念押しした。

SIM2 MAX-D 「ドローのDじゃない」?

この流れでは、アマチュアゴルファーの期待を集めそうなSIM2 MAX-Dだが、三田コーチは「実際の重心を全部調べたけど、全然ドローの“D”じゃない」と斬り込んだ。重心がヒール側ではなくほぼセンターにある構造を確認した上で、あくまでシリーズ中では相対的に“D”であると分析。吉田コーチから「MAX-Dを打ってすごくスライスしちゃう方だったら(このシリーズを)ちょっとやめておこうかって感じ?」と聞かれると、「んふふ、ごめんなさい」と否定はせず。「スライサーはダメ」と何度も繰り返した同シリーズのフィッティング分岐点を、設計観点から改めて明確にした。

吉田コーチの疑問「可変ウェイトはなぜなくなった?」

吉田コーチは、前作のSIMに搭載されていた重心位置を調整できる可変ウェイトの消失を指摘。この疑問に対し、三田コーチは「あくまでもボクの考えです(笑)」を最後に付ける独自の解説トークを2分にわたって展開するなど舌好調で…。吉田コーチが思わず「酒飲んでる?」と突っ込むほどの熱血ギアトーク&マニアックさを展開。詳しい解説は、動画本編で確認してほしい。

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