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パターのヘッド重心とネック形状で何が変わる? ~ミタナラバコウタロウ~

2021/08/18 13:00
「ピン 2021 パター」の全モデルを使って性能の違いを検証

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回はパター編として、「ヘッド重心+ネック形状」による特性の違いを検証する。打ち比べたのは、ヘッドとネック別に11タイプがそろうピン「2021 パター」。三田コーチは試打を前に「モデル多すぎ。何が違うの?」といぶかしんでいたが、結論はいかに?

ヘッド重心によって3タイプに分類

今回は視点を「ヘッド重心」「ネック形状」に切り分けて試打と解説を進めた。まずはヘッド重心について。パターのシャフトを水平に支えた(置いた)際に、ヘッドの傾き具合で3タイプに分類している。シャフトに対してトウ側が下向きに傾けば「アークタイプ」、傾く角度がより浅ければ「セミアークタイプ」、傾かずに水平を保てば「ストレートタイプ」となる。

アークタイプはフェースを開閉させて打つゴルファー向きとされ、吉田コーチは「スタンダードなフェース重心の感覚」と表現した。続けてセミアークタイプに持ち替えて、「分からないときは正直に言ってもいいですか…?」と不安げに試したところ、「こっちの方がフェースがブレる感じがなく、そのまま打てる。えらい違ってビックリした」と驚きの様子。三田コーチは「もともとフェースの開閉がそんなに強くないタイプだから」と、吉田コーチがフィットする理由を推測した。

最後のストレートタイプを試した吉田コーチは、「簡単。真っすぐ打つのは一番やりやすい」とコメント。三田コーチは「フェースを開閉したくないタイプ向き」と適正を示した上で、「右にプッシュしちゃう人は、しんどいかもしれない」と注意を促した。

ネック形状の違いは「イメージ」だけ?

ヘッド重心については活発なやりとりが交わされたが、ネック形状の違いについては「イメージ、イメージ」という一言から切り出した三田コーチ。「見た目のほうが要素は大きいじゃない? それよりも、実際には重心や慣性モーメントのほうが影響は大きいと思う」と“ミタ的”見解を加える。同じセミアークタイプのクランクネックとベントネックを打ち比べた吉田コーチも、「厳密に言うと、違いはあるんでしょうけどね…」と言葉少なに返していた。

動画のエンディングでは、アベレージゴルファーに向けた選び方について解説しているので、ぜひチェックしてほしい。

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