キャロウェイの新旧モデル 「ローグ ST」と「エピック」の違いを解説
スタンダード「MAX」を比較 「つかまり具合と重量はローグ↑」
次に、スタンダードタイプに位置づけられる「ローグ ST MAX ドライバー」と「エピック MAX ドライバー」を比較すると、どのような違いがあるのだろうか。
「『エピック MAX』は球が曲がらず、適度につかまってくれる印象でした。『ローグ ST MAX』は、オフセンターヒットに強いだけでなく、より球をつかまえやすい性能が特徴で、スライス傾向にあるアベレージゴルファーが何の調整をしなくても使いやすいモデルと言えます」
また、鶴原氏は純正シャフトの特性と総重量の違いについても言及する。
「『ローグ ST MAX』に採用された『VENTUS 5 for Callaway』は、『エピック MAX』の『ディアマナ 40 for Callaway』よりもしっかり感があり、クラブの総重量も重め（ローグ＝307g／エピック＝289g いずれも硬さS）です。ヘッドスピード43m/sぐらいまでならそのまま使える重量帯だし、少しパワーがある人でも振り応えがあります。ヘッドの性能を含めて、これからゴルフを始めたい若いゴルファーの入門用としても、とてもいいドライバーとなっています」
低スピン「LS」を比較 「ローグはストレート／エピックはフェード」
続いて、シリーズ中でハードヒッターに寄せた低スピンタイプの「ローグ ST MAX LS ドライバー」と、前作「エピック MAX LS ドライバー」との比較について。
「一番の違いは球のつかまりです。『エピック MAX LS』はフェードバイアスの重心設計で、引っ掛けのミスを嫌うゴルファー向けでしたが、『ローグ ST MAX LS』はストレートバイアス。意外と球をつかまえやすいと感じるゴルファーは多いと思います。パワーがあり、球を右に飛ばしがちな人には、とても扱いやすいドライバーです」
「ローグ ST」は幅広いゴルファーが扱える
最後に、鶴原氏が想定する「ローグ ST」シリーズのターゲット層について。
「スライスをなくしたい人、球を右に飛ばしがちな人、打点がズレやすい人にはとくにオススメです。また、軽量タイプの『ローグ ST FAST』を除いた3モデルは軽量すぎないことも特徴なので、しっかりと振っていきたいタイプのゴルファーとも相性がいいでしょう」
若年層を含め、幅広いゴルファー層にマッチするシリーズだと説明した。