いま最もキテる! “プレミアムヘッド”で黄金スペック
【テスター1】 体の「開き」が早いタイプ
石崎さんは体の回転を主体に、ほとんど手や腕を使わず、ボディターンでクラブを振ってくるタイプ。ダウンスイングで体の開きが早く、ヘッドが遅れて下りてくるため、どうしてもインパクトでフェースが開いて当たりやすいのです。スライスしか出ないのは、そこに原因があります。
とにかくつかまる「G」 × しっかり感のある「GP」
『グローレG ドライバー』は、とにかくボールをやさしくつかまえてくれるのが特徴です。ただシニア向けに特化しているクラブのため、一般的なアマチュアには純正のシャフトだと軽くて軟らかすぎてしまう。そこでしっかり重さを感じられる『ツアーAD GP』を組み合わせました。
ゆっくりしなって、ヘッドが走り過ぎない!
このシャフトは手元からゆっくりしなってくるタイプなので、ヘッドが走りすぎず、自然と厚いインパクトができるようになります。マイクラブではスライスしか出なかったのが、まるで上級者のようなハイドローに変わりました。石崎さんのようなタイプにとって、この組み合わせはまさに“黄金スペック”と言えますね。
【テスター2】 強引なアッパースイング タイプ
「年齢も若くてパワフルな内海さんですが、ダウンスイングからインパクトで右肩が下がって、アッパー気味に下からあおるようなスイングになっています。現在、プロユースのヘッドとシャフトを使っていて、ボールが上がらないのを自分で無理に上げにいこうとして、飛距離をロスしてしまっています。
つかまり過ぎない「F」 × 手元しっかり先端走る「エボ」
『グローレF ドライバー』と『フジクラ Speeder EVOLUTION』の組み合わせは、男子シニアプロや女子プロ、アマチュア上級者の間で使用者が多く、今回の組み合わせを象徴する典型的なマッチングといえます。『グローレF ドライバー』は抜群の弾きでやさしくボールが上げられるのと、つかまりの良さが特徴のヘッドですが、それでいてつかまりすぎないので、左へのミスを怖がらずにしっかり叩いていける。“プレミアムヘッド”でも、ややアスリート寄りのヘッドです。
振れば振るだけ結果が出る!
それに対して、手元がしっかりして先端が走ってくれる『Speeder EVOLUTION』の組み合わせは、慣性モーメントが大きい最新のヘッドと相性が抜群なのです。ミスを警戒してパワーをセーブすることなく、振れば振るだけ結果が出るので、内海さんのようなタイプにはピッタリの組み合わせだと思いますよ。
【テスター3】 ヘッドを「切り返す」タイプ
「義煎さんは自分で意識的にヘッドをターンさせながら、緩やかな軌道でボールを包み込むようにスイングするタイプなので、良いインパクトをしたときはドロー系の球筋になります。ただし、インパクトでタイミングが合わないと、右へのプッシュが出たり、バックスピン量が少ないので、右を嫌がるとドロップのミスも出やすいのです。
抜群のつかまり「ゼクシオ」 × クセのない「新クロカゲ」
『ゼクシオ ナイン ドライバー』はボールをつかまえる方向に動きやすいヘッドですが、ヘッドが緩やかに入ってきても、しっかりとボールを高く打ち出してくれて、直進性にも優れているのです。そのヘッドに対して、「三菱レイヨン KUROKAGE XM」は主に中間部分がしなるので、動きにクセがなく、挙動が安定するタイプのシャフトです。
「安定感」があるから、振り抜ける!
『ゼクシオ ナイン ドライバー』のつかまりの良さはそのまま損なわずに、義煎さんの自分のタイミングで当てたいときに当てられるので、ミスを怖がらずに気持ちよく振り抜けるようになるはずです。実際に打ってもらうと、持ち球のドローがしっかりコントロールできて、弾道も高くなったので、効率よく飛距離がアップしました」。