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レインウェアって何が違う? 用途別の特徴を比較してみた

2019/06/07 16:54

お手頃価格でいつでも買えるセブン‐イレブンのレインコート

ここからは、それぞれのレインコートの特徴を見ていく。

税込598円で買えるセブン‐イレブンのレインコート(画像提供:セブン&アイ・ホールディングス)

急な雨で「レインコートがない!」という時に役立つのがコンビニだろう。セブン‐イレブンの店舗などで販売している「セブンプレミアム ライフスタイル 通気窓付きレインコート」は598円。透湿度は未計測となっているが、通気窓をつけて通気性を向上させており、嫌なムレは防いでくれる。また何度でも繰り返し使用できる素材を使用し、エンボス加工のさらっとした着心地もこだわりのポイントのようだ。使用後に収納できる大きめの袋もついており、「レインウェアをバックに入れ忘れた」という時は心強いかもしれない。

5000円以下でも高機能なレインウェア

5000円を切る価格ながら、高機能な「ワークマン」のレインウェア(画像提供:ワークマン)

「ワークマン」の売れ筋レインウェアは、4年間で60万着以上を売り上げた「透湿レインスーツSTRETCH」。体にフィットする立体構造で、ストレッチ素材を使用しているので縦、横、斜めの方向に伸縮し、体の動きを妨げない生地だそうだ。フラップ付きのファスナーでポケットに水が入りにくく、フードがばたつかないようにロールアップもできる。主にタウンユースということもあり、右肩の反射プリント、自転車に乗っても背中が出にくいサイクルカット、ウェストのフィット感を高めるアジャスターつきといった特徴がある。レインコートのパンツには、ブーツを履いたまま着脱しやすいように長めのファスナーがついている。この機能で上下組4900円という値段が、人気の秘訣のようだ。担当者によると「ゴルフで着用されているお客様もいらっしゃいます」とのことだ。

動きやすさと耐久性に優れた釣り用レインウェア

釣り場となる磯場や岩などでの擦れにも強いレインウェア(画像提供:シマノ)

釣り具などのメーカー「シマノ」の売れ筋レインウェアは「RA-22JS」。ストレッチ性能が高く、かつ耐摩耗性の高い透湿防水素材として独自開発した「DURAST」は釣りの際に動きやすく、着心地も良いという。釣りの環境は一般的なアウトドアシーンよりも過酷になるので、磯場や岩などでのすれに対しても強度を向上している。釣行中に発生する衣服同士のすれでの劣化に対しても強いのが特徴とのことだ。

アングラー(釣り人)が快適に釣行できるような工夫もされており、ロッド(竿)を振り上げた際、袖口から雨水の浸入を極力防ぐための2重袖口を採用している。担当者はゴルフでの使用に関して「通常のレインウェアと比べるとストレッチ性能が高いので、ゴルフスイングを阻害しないと思いますので、十分使えます」と話した。

どんな激しい雨も防ぐ高性能な登山用レインウェア

登山中の急な大雨にも耐えられるレインウェア(画像提供:モンベル)

ゴルフ場よりも強烈な雨風にさらされる登山。アウトドア用品メーカー「モンベル」のレインウェア「ストームクルーザーMen’s」は、耐水圧50000mm以上と強烈な雨も防ぐ。登山の活動量も考慮されていて、透湿度も今回のレインウェアの中では一番高い。

どんな雨も通さない工夫として、縫製箇所を極限まで減らし、防水力の高さで有名なゴアテックスの生地を採用している。ゴアテックスメンブレンの裏地に、軽量性と耐久性を両立した極めて薄いニット素材を使用した「GORE C-ニットバッカーテクノロジー」を採用して着心地も良く、ウィンドブレーカーや防寒着としても使えるそうだ。「軽やかな着心地のため、実際にゴルフで使用されている方もいらっしゃいます」(広報担当者)とのことだ。

快適にゴルフをするために工夫されたレインウェア≫
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