レインウェアって何が違う？ 用途別の特徴を比較してみた
2019/06/07 16:54
快適にゴルフをするために工夫されたレインウェア
それではゴルフ用のレインウェアの特徴を見ていこう。
スリクソンの「MOVE MASTER」はストレッチ性が高く、スイング動作をしても「シャカシャカ」とすれる音がしづらい素材が使われている。またウェストアジャストシステムでお腹周りのダブつきを調整できるため、パターのアドレスで構えた時に、ウェアが邪魔になることもない。腰回りには目の細かい伸縮性メッシュ素材を使用し、通気性も抜群とのこと。ジャケットは231gと軽量だ。パンツは袖口からひざ元まで長いファスナーで開閉できるので、急な雨の際にゴルフシューズを履いたまま着脱できる。ポケットは左右ともに貫通しており、ズボンのポケットに手を入れられるので、ボールやティを簡単に取り出せる。
ブリヂストンの「TOUR B 水神」も、スイングの動きを考慮したストレッチ素材を配置。特に袖、背中上部、脇、膝部分には動きやすいニットやラミネート素材を使用している。ムレをおさえるベンチレーション（換気機能）、長そでと半そでの切り替え、靴を履いたままはけるファスナー、袖口の長さの調整などゴルフのプレー中に便利な機能が詰まっている。
透湿度も1つの基準に 使用用途や頻度も考慮しよう
ここまで見てきたように、どのメーカーも雨の浸透を防ぐ工夫はもちろんのこと、ムレに対する機能、動きやすさや着脱しやすさにこだわっている。
ゴルフのみでの使用を考えると、やはりゴルフ専用のレインウェアが一番快適にプレーできる工夫が施されている。ただ「普段の雨でも使いたい」「ほかのアクティビティでも使いたい」「とりあえず値段を抑えたい」と条件は人それぞれ。使用用途や頻度も考慮に入れつつ選びたい。