根強い人気「ピンのUT」その“対抗馬”は?ギアマニアが中古でブッショク
2024/12/27
ユーティリティ市場では、ピンのウッド型ユーティリティ「G430ハイブリッド」が依然として人気。圧倒的なシェアを誇る。しかしそのおかげで、ゴルフ仲間やライバルと愛用クラブが被ってしまう可能性が高いのも事実。今回は中古で、他社のオススメUTを探してみた。
なぜPINGのユーティリティは人気が高いのか?
2022年にリリースされたピン「G430ハイブリッド」は、構えやすい形状や、アマチュアにとっても適切なスピン量が確保できることから、多くのファンを抱えている。ロフト角や純正(標準)シャフトの選択肢も豊富。「G425」、「G410」といった過去モデルも人気で、総じて中古価格は高めで推移している。
ピンのウッド型UTはヘッドサイズが大きく、慣性モーメントもUTとしては最大クラス。ミスヒットに強く、ボールも上がりやすい。この点で対抗しうるモデルとしてはキャロウェイ「EPIC SUPER HYBRID」(2021年)と「スーパー ハイブリッド」(2019年)が挙がる。チタンボディにカーボンクラウンのヘッドはサイズが大きく、特にロフト角の小さい番手でボールが上がりやすく、5W、7Wの代わりとして使える。どちらも1万円台後半で見つかる。
テーラーメイド「M グローレ」(2019年)、「SIM グローレ レスキュー」(2021年)もやさしさに定評がある。標準シャフトが軽くハードヒッターには向かないが、1万円台中盤からゲットできそうだ。
プロに人気のユーティリティはどんな傾向?
UTはツアープロにも欠かせないクラブ。原英莉花が選んだのがキャロウェイ「APEX UW」(2022年)だ。ヘッドサイズが大きいが、万人にとってボールが上がりやすいとは言えない。操作性の良い“ショートウッドっぽさ”が魅力だ。ロフト角が21度までしかないのが残念だが、「APEX UW」(2023年)では23度が追加されている。お気に入りのウッド用シャフトを装着できるメリットも見逃せない。どちらも2万円台後半が相場。
UTの名手・青木瀬令奈はダンロップ「スリクソンZ H65」(2016年)を長らく愛用。小祝さくらも長らく「Z H85」(2018年)をバッグに入れていた。どちらも1万円を切る価格で探せるだろう。
ピンに“勝てるUT”を筆者の独断で選んでみた
ピンのUTはなにせロフトバリエーションの多さが魅力。ピンG430は17、19、22、26、30、34度と6種類もある。ここまでそろっている他メーカーのクラブはなかなかない。唯一、勝てるのがキャスコ「UFO Speed Sole by POWER TORNADO」(2022年)と「UFO by POWER TORNADO」(2024年)だろう。
「UFO Speed Sole by POWER TORNADO」は16、19、22、26、30、34、38、42、46度と実にロフト角が9種類用意されている。独特のソール形状はライを選ばず、ヘッドサイズの大きさも相まって非常に扱いやすい。純正シャフトの種類こそ少ないが、38、42、46度はアイアンが苦手なゴルファーに有効だろう。2万円弱が相場だ。
“対抗馬”は過去モデルの中にもいる
中古価格が高値で安定しているピンのUT。少々古いモデルであればコスパが良い。「G400」(2017年)は可変スリーブ装着ではないが、ペンシルネックでスッキリとして構えやすい。1万円台前半から見つかる。「G30」(2014年)から30度のロフト角を用意していた先進性には恐れ入る。「Gハイブリッド」(2016年)も構えやすく、純正シャフトもバリエーションが多い。
“あまのじゃく”な筆者も、ピンのウッド型UTは称賛せずにはいられない。ロフトバリエーションを増やし、ユーティリティをセット化したことで新しいジャンルを生んだと思っている。(文・田島基晴)
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