振るBODYメソッド

ハイっ!胸を開いて肩甲骨をギュッと寄せよう/可動域MAXへの道 ♯4 肩関節編2

2025/01/09 11:00

冬の間に可動域をグイグイ広げる短期連載企画。第4回は肩関節の第2弾(初級編・上級編)を紹介。胸を広げて大きなスイングを手に入れよう。可動域チェック編で、ひとつでも「×」がついた方は初級編からスタートしましょう。

■初級編「“胸パカ”ストレッチ」

腕だけでなく、胸から右を向くように

(1)正座か椅子に座った状態から、右手を後頭部に当てます。
(2)一度おへそを見るように下を向き、同時にひじを下げます。
(3)下げたひじを上げながら、頭を上げて右を向きましょう。ひじだけを動かすのではなく、胸から右を向くイメージで、上半身を右にひねります。横を向いたとき、胸が突っ張って肩甲骨の辺りが縮む感覚があればOK。
(4)10~15回を目安に行ったら、今度は左右入れ替えましょう

■上級編「両手で“胸パカ”」

肩甲骨をぎゅっと寄せて、斜め上を向く

(1)両手を後頭部に当てて下を向きます。下を向くとき、腰から曲げるのではなく、肩甲骨から上を丸めるイメージ。おへそを見るようにしましょう。
(2)ひじを外に向けながら上を向きます。肩甲骨をぎゅっと寄せるイメージで、胸を開きます。
(3)10~15回を目安に繰り返します。両手バージョンで行うと、肩甲骨を動かすのにより効果的です。

次回は股関節編の第2弾。体が固まりやすい冬場こそ、可動域強化でライバルに差をつけようじゃないか。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。(大門パフォーマンススタジオ/https://www.daimon-ps.com/)