「ラウンド翌日に“疲れ”を持ち越さない食べ物って?」 食事編vol.5
ラウンドの疲れを食事で解消!
楽しいゴルフの翌日、疲れが溜まってしまうことはないだろうか。ラウンドの疲れが翌日まで続き、仕事などに支障が出るのは避けたいところ。では、食事面でゴルフの疲れを次の日まで持ち越さないために何を選べばよいのだろう? 「ゴルファーの食事編」シリーズ第5回は、「ラウンドの翌日に疲れを持ち越さない食べ物」。管理栄養士の島田さんに今回も解説してもらおう。
帰宅途中 & 帰宅後のメニュー
「ラウンド後に食事をするシーンは大きく分けて2つありますよね。1つ目はゴルフ場からの帰宅途中。2つ目は帰宅した後の夕食です。場面ごとに食事のポイントを抑えれば、ゴルフの疲れもすぐに回復します。そして、普段の食事も賢く摂れば、より疲労に強い体になるはずです。
帰りのコンビニでは…?
ラウンド後はお腹も減りますから、帰りの道中にあるコンビニなどで空腹を満たしたくなるものですよね。疲れた体に栄養補給は必要ですが、運動直後は胃腸の働きが低下しているため、消化吸収のよいものを摂ることが基本となります。
おにぎりやパン、冬なら肉まんなど、炭水化物系がおすすめです。疲れすぎて食欲がないならフルーツカップもよいですね。さっぱりとした口当たりで水分補給もできますし、フルーツに含まれるビタミンC、クエン酸が速やかに疲労の原因物質を分解します。
牛乳や豆乳、乳飲料もたんぱく質が速やかに吸収され、傷ついた筋肉の修復に役立ちます。そして食べ過ぎないようにすることがポイント。あくまでも「夕食までのつなぎ」という程度で済ますようにしてください。
帰宅後は、「ごはん1膳」でストップ!
運動後は、筋肉を修復する食べ方がメインになります。お肉・お魚・玉子・大豆製品は血や筋肉の元となるたんぱく質を豊富に含みます。また貝類も低脂質でありながらたんぱく質も補給でき、新陳代謝を促す亜鉛も含むためおすすめです。
運動中はエネルギー源となる炭水化物は欠かせませんが、夜はごはん1膳(150g)食べれば十分です。夕食で炭水化物を摂り過ぎると、エネルギーとして使い切れず血液中に糖が溢れた状態になります。肥満の原因となると同時に、体内のタンパク質と結びつき細胞が変性します。
いわゆる「糖化」と呼ばれる現象ですが、老化を促進しますから注意してください。補食でおにぎりなどを食べた際はごはんを抜いてしまっても構いませんが、その分おかずを食べ過ぎないように気をつけること。また栄養素を吸収するためには、ある程度血糖値を上げる必要があることも覚えておいてくださいね。
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