第3回 しつこいスライスを撲滅しよう
長いクラブほど振り遅れて、フェースが開きやすい
堀尾プロ「正木さんのスイングは上半身の力が強いので、肩が早く開いてしまいやすく、ドライバー等の長さのあるクラブで飛ばそうとすると振り遅れが生じやすいですね。この振り遅れが、インパクトでフェースが開く原因です。またウッドのような重心の深いものは一度フェースが開くとスクエアに戻しにくく、振り遅れしやすいのです。長さのあるクラブはほとんどウッド系のクラブ。特に最も長いドライバーは重心が深いものが多いので、注意する必要があります。」
フェース面の向きを強く意識することが大切
堀尾プロ「インパクト時にフェースが開く人は、クラブを速く振ることに意識がいってしまい、フェース面に対する意識が少ない方が多いですね。インパクト時にフェースが開いていると、インパクトのエネルギーがボールに伝わりきらず、そのパワーはスライス回転のサイドスピンに変わってしまい、飛距離を大きくロスしてしまいます。もっと飛距離を伸ばしたいと考えている人ほど、フェース面をインパクトでしっかりとスクエアに戻すことを強く意識してください。」
お家にあるものでフェース面を意識する練習をしよう
堀尾プロ「フェース面をスクエアに戻す意識を持つには、“面”を意識できるものを使ったドリルが効果的です。ノートや板など、何でも良いのですが、ここでは白い紙を挟んだバインダーを使います。紙を挟んだ方をフェース面に見立てて、目標に向けて右手でバインダーを持ちます。そして右手だけでスイングしてみてください。テークバックではフェース面、つまり紙が自分から見えるように、そしてインパクトではスクエア、フォローではボードの裏側が見えるように振ります。これを繰り返し行えば、フェース面を意識することができるようになります。是非やってみてください。」
- 堀尾研仁
- 1971年4月16日生まれ 岐阜県出身。
デビッド・レッドベター氏に師事し、ゴルフティーチングの世界に入る。1997年よりデビッドレッドベターゴルフアカデミー公認インストラクターとして多くのゴルファーを指導。2002年にKEN HORIO GOLF ACADEMYを設立。2003年よりツアープロの帯同コーチとして活動開始。当時ノンシード選手であった田島創志選手、高橋竜彦選手の初優勝に貢献した。2005年には谷口徹選手の帯同コーチとして、全英オープン、全米オープン、全米プロといったメジャートーナメントにも同行。
現在は多数のプロゴルファーの指導と共に、各メディアへの出演、アマチュア向けのスクール運営、企業向けのイベントなども精力的にこなしている。
- KEN HORIO GOLF ACADEMY http://www.kenhoriogolfacademy.jp/index.html/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
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