「股関節の痛み」放っておいて大丈夫? 部位や原因を教えます
<プラス1>「股関節の痛み」を和らげたい!グッズを使ったケア方法
股関節は上半身と下半身の間にあり、スイングにおいて回転動作の源となる重要な部位です。そのため、負担がかかりやすい部分でもあります。
股関節が痛くなってしまう原因
骨盤を回転させることが効率の良いスイングにつながりますが、「骨盤を回す動き」は、様々な筋肉・関節が関与しており、コントロールするのが困難です。よって多くの場合、太ももの筋肉に過剰な負担がかかってしまい、股関節付近の痛みや違和感につながります。
今回はスイングの要となる股関節の動きを広げるため、また痛みや違和感を引き起こさないために、フォームローラー(またはストレッチポール)を使ったエクササイズを紹介します。
お尻ほぐし
股関節の可動域を広げ、骨盤をスムーズに回すことができれば、飛距離アップやショットの安定性につながります。筋肉の硬いところ、ストレッチを感じる場所で約10秒間止めます。各部位、10往復を目安に筋肉をほぐしましょう。
1:フォームローラーを横に置き、その上に座ります。両手は体の後ろにつきます。
2:片方の足を、反対のひざの上に乗せて、両手で体を支えます。
3:体重を前方へ移動させるようにフォームローラーを動かすと、お尻をほぐすことができます。
4:骨盤の角度やフォームローラーに当てる位置をかえて様々な場所をほぐしましょう。
太ももの外側ほぐし
1:フォームローラーを横に置き、太ももの外側が当たるように横向きに乗ります。
2:両手と上側の足を床につき、体を支えます。
3:重心を左右に動かします。最初は痛く感じることもあります。ゆっくりほぐしましょう。
4:慣れてきたら動きを止めて、フォームローラーに当てた足を曲げてみましょう。
太ももの内側ほぐし
1:うつ伏せになり、縦に置いたフォームローラーの上に太ももの内側を乗せます。
2:ひじと腕で支え、体を少し持ち上げます。
3:股関節を広げるように左右に動かします。
4:慣れてきたら動きを止めて、ひざをゆっくり曲げ伸ばししましょう。
今回のフォームローラーを使ったエクササイズは、アスリートがトレーニングやウォーミングアップのセルフケアとして行なっているメニューです。股関節の可動域を広げることで、骨盤の回転運動がスムーズになります。
次回は飛距離を伸ばしたり、スイングを安定させるためのエクササイズを紹介します。
齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、治療とエクササイズを組み合わせた、総合的なコンディショニングを得意とする。現在は治療活動の傍ら、IT企業で従業員のパフォーマンスアップのためエクササイズ・トレーニング指導を行っている。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
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