女子プロレスキュー!

夏ラフ攻略のカギは“ボール下”にあり 臼井麗香

2019/07/24 05:00

「夏ラフ対策」をレスキュー♪

ボールが半分以上 埋まっている時のシチュエーション

【アマチュアゴルファーNさんの悩み】
「ラフからのアプローチが苦手です。特に夏の深いラフから脱出するにはどうしたら良いですか?」

臼井麗香のレスキュー回答】
長い芝の中にスッポリ埋まったボールを打つには、しっかりコンタクトさせることが難しく、うまく距離感を合わせることが難しいです。今回は夏でもラフを苦にしない考え方をお教えします。

1. “ボール下”に仮想ボールをイメージする

実際は1個分も入らないスペースでも仮想することが大事

私は実際のボールの下に、仮想のボールをイメージします。仮想ボールを目標にしてヘッドを入れていくと、芝の抵抗に負けず、実際のボールにしっかりコンタクトできるのです。芝の抵抗が強い夏の時季限定の考え方です。

2. 強めの力感でグリップする

トップもインパクトも同じ力感で…

夏の芝は抵抗が強くフェースが開きやすくなっているので、グリップの力感は通常よりややしっかり気味で握ります。雨の日に濡れたグリップが滑らないくらいの感覚で、最後まで緩まず振り抜きましょう。

3. 通常より長めに持つ

指3~4本分ほど長めに握る

クラブは短く持つと上から打ち込む度合が強くなり、仮想ボールより実際のボールへのヒットが強くなってしまいます。クラブは長めに持ち、入射角をやや緩やかにすることで、ボール下にヘッドが入りやすい状態をつくっておきましょう♪

【今回のまとめ】“ボール下”の仮想ボールを目がけて振る

ボールの下に仮想ボールをイメージする。
・強めの力感でグリップする。
・クラブは通常より長めに持つ。

取材協力/皐月ゴルフ倶楽部鹿沼コース

■ 臼井麗香(うすい・れいか) プロフィール

1998年12月7日、栃木県生まれ。祖父の影響で9歳からゴルフを始め、小学6年生の時に「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格し、推薦枠から出場した今季3月「アクサレディス」にて、最終日最終組で回り6位タイに。リランキング上位者として後半戦の活躍にも期待がかかる。

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