女子プロレスキュー!

パットが上達!効果的な素振りとは? 熊谷かほ

2020/05/20 05:00

「パッティングでの合わない距離感」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「グリーン上でカップを大きくオーバーしたりショートしたり…。どうすれば距離感を磨くことができますか?」

熊谷かほのレスキュー回答】
カップに入れたい、寄せたいという気持ちが強いほど、距離感を合わせることが難しくなります。原因は、手先を使って合わせようとしているから。毎回バラバラに腕や手を動かしてしまい、いつも同じイメージで距離を出すことが難しくなっているのです。

1. 手首の角度を変えない

特にプレッシャーがかかると 角度が微妙に変わりやすい

距離感が合わない人は、アドレス時とインパクト時で、手首の角度を変えてしまっています。手先の小さな筋肉でパターを動かしていると、毎回右手か左手、またはどちらかの腕など、異なる部分を使って強弱を調整しています。

2. 左手の意識を強くもつ

ショットやアプローチでの意識も同じ感覚

ストロークする際の意識は、右手より左手の動きに集中する(※左打ちの場合は逆)ことです。右手の意識が強いと、インパクトで左手首が内側に折れてしまいます。左手主導の意識をもてば、手首の角度を変えずにストロークできます。

3. 左右に連続で動かす素振りが有効!

本番パットの前というより練習グリーンで何回も行うという熊谷プロ

手先を使ったストロークを防ぐには、速いスピードで左右に動かす素振りが有効です。速く振ることで自然と体幹が保たれ、体の軸がブレにくくなります。大きな筋肉でヘッドを操作できれば、毎回同じストロークで振ることができますよ♪

【今回のまとめ】“高速フリフリ素振り”が効果的!

「自然とお腹に力が入ります」

・手首の角度を変えない。
左手の意識を強くもつ。
・左右に連続で動かす素振りが有効!

取材協力/ウッドストックカントリークラブ

■ 熊谷かほ(くまがい・かほ) プロフィール

1995年生まれ、山梨県出身。小学1年生でフィギュアスケートを始め、6年生の時から本格的にゴルフを開始。高校卒業後、2016年に3度目の挑戦でプロテスト合格。遠征先ではサウナに入ってリフレッシュするのがルーティン。20年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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