女子プロレスキュー!

カップから?ボールから?パットのイメージ 正解は!? 森美穂

2021/01/06 05:00

「パッティングの距離感と方向性アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「パットの距離感と方向性を上げるためには、どのようにイメージすると良いのでしょうか?」

森美穂のレスキュー回答】
上り、下り、フック、スライスと、グリーンの傾斜を把握することはもちろん、ボールのスピード感と転がり方をイメージすることは、とても重要です。今回は私が実践している、パッティングでの基本的なイメージの出し方をお教えします。

1. カップの入り口を確認する

カップの入り口を確認=周辺の傾斜を把握できる

パッティングのルーティンとして、初めにカップ周辺を確認します。どの位置からボールが入るのか。スライスラインなら左ふちから、フックラインなら右ふちから、ボールが入ることを前提に、ラインのイメージを膨らませていきます。

2. カップ側からイメージする

イメージしたラインに沿ってヘッドを出していく

カップ→ボールにラインをイメージし、その流れと逆行するように、ボールを打ち出します。カップからイメージを始動する理由は、傾斜の影響を大きく受けるのは、ボールの勢いが落ちるカップ付近のため、方向性アップのために重要だからです。

3. 双方からの印象で振り幅を決める

ボール付近のみ視野が狭い状態で距離感を出すのはNG

カップ→ボールでラインをイメージした後、ボール→カップの印象を加え、ストロークの振り幅を決めます。カップ側のみ、ボール側のみの一方向だけのイメージではなく、双方から距離感をイメージすれば、より確実性がアップしますよ♪

【今回のまとめ】カップ→ボール、ボール→カップが正解♪

確率を上げるにはどちら側からもイメージしよう

・カップの入り口を確認する。
カップ側からイメージする。
双方からの印象で振り幅を決める。

取材協力/ワンウェイゴルフクラブ

■ 森 美穂(もり・みほ) プロフィール

1992年生まれ、三重県出身。2005年から中部ジュニア(12歳~14歳の部)を3連覇。07年からナショナルチームに入り、09年には日本ジュニアを制す。5度目の挑戦となった15年にプロテスト合格。今季は、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」初日にホールインワンを達成。「かねひで美やらびオープン」では18位と、ツアー優勝に向けて邁進中。

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