スピードゴルフ女王が教えるスコアがまとまる呼吸法 宮崎千瑛
「ショット時に呼吸が乱れやすい人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「暑さで心拍数が上がったり、急いでボールの位置まで走ったりすると、いざ打つときに息が上がってしまい、ミスを引き起こすことが多いです。何か対策法はありますか?」
【宮崎千瑛のレスキュー回答】
呼吸を乱してしまうとスイングリズムが狂い、いつもの振り方ができなくなってしまうものです。重要なのは、毎回同じ息の吐き方=“呼吸のルーティン”を決めておくこと。打って走って、スコアと速さを競うスピードゴルフでも生かせた呼吸法をお教えします。
1. アドレスとインパクトで息を吐く
アドレスとインパクトで1回ずつ(計2回)息を吐くようにします。アドレス時に息を吐けば、自然とバックスイングで息を吸い、再びインパクトで吐くことができます。インパクト時に息を吐くことで、適度な脱力を生み、無駄な力が入らなくなります。
2.「吐く」ことのみを意識する
呼吸ひとつに、それほど複雑なルールを決めたくないという人は多いでしょう。ですが、考え方はいたってシンプル。「吐く」ことだけに注力し、「吸う」意識はゼロ。息を吐いたあとは、勝手に吸い込むものと考えましょう。
3. パットでは息を止める
体の動く幅が小さいパッティングでは、ショット時とは呼吸法が異なります。アドレスで一度だけ息を吐き、あとはそのまま息を止めて打ちます。息を止めることで腹筋に力が入り、体の軸が左右にブレにくくなります。
【今回のまとめ】ハァ・スゥ・ハァ!で打つ
・アドレスとインパクトで息を吐く。
・吐くことのみを意識する。
・パットでは息を止める。
取材協力/南総カントリークラブ

宮崎千瑛(みやざき・ちえ) プロフィール
1997年3月30日生まれ、東京都出身。兄の影響でゴルフを始め、4歳から北谷津ゴルフガーデンで腕を磨く。運動神経に自信があり、ラン&バイク&18ホールをプレーする「ゴルフトライアスロン2019」鉄人の部で優勝。海外で戦える選手を目指し、プロテスト合格を目指す。