“ロングパットの距離感を養うには?” 山里愛
2015/07/22 09:00
グリーン外からは、「状況判断」が重要!
ロングパットで意外と多い状況として、グリーンの外からのパットがあります。ラフやカラーを挟むパットでは、芝の抵抗がどれだけあるのかを想定しないといけません。順目なのか逆目なのか、芝がどちらに倒れているのかを判断した上で、グリーンに乗ってからのスピードをイメージします。
「ピッチ&ラン」のイメージ
芝とグリーン、2つのスピード感が必要と考えると難しく感じますが、アプローチのピッチ&ランと同じと考えれば楽になります。ピッチが芝、ランはグリーン。アプローチの容量で距離感を考えましょう。
「右手」で押し出す!
この状況では回転のよい転がりを求めるより、出だしの芝をどのようにクリアするかが大事です。ストロークは芝に負けないように出球を強くしたいので、手首の角度を保ったまま、インパクト後に少しだけ押し出すイメージで振っています。
「ピンの長さ」に入れば良しとする!
最後に「視野」の狭さにも注意しましょう。アベレージゴルファーの皆さんはカップへの意識が強くなりすぎて、結果的にターゲットを小さく考えてしまいがち。直径「ピンの長さ・圏内」に入れば、十分2パットで収められます。「視野」を広く持ち、目標を大きく持てば、気持ちにゆとりが生まれスムーズに手元も動きますよ。
山里愛(やまざと・あい)
1991年6月8日生まれ、沖縄県豊見城市出身。13歳からゴルフを始め、高校卒業後2度目の受験でプロテストに合格。昨年のステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」優勝。今季はレギュラーツアーでの優勝も目指す
撮影ホール/
5H Par4(Reg.352y、Champion.398y)
ティショットが豪快な打ち下ろしとなるミドルホール。飛ばし屋は左サイドのバンカー超えが狙い目。ただし、フェアウェイにはアンジュレーションがあるので注意が必要!