女子プロレスキュー!

高さを打ち分け! 林の中からナイスアウト♪ 井上希

2016/01/13 09:15

木の下を通す & 上を越すショット

1回で出せるかどうかがスコアメイクの鍵!

【アマチュアゴルファーの悩み】
「ティショットが曲がると林に入って大叩きが止まりません。木の下を通したり、木を越えるような高さのあるショットを打つには、どうすればよいですか?」

空間のハザードとなる木々が行く手を阻む林の中では、ボールの高さをコントロールすることが求められます。枝の下を通すべきか、上を越えるべきか。今回は高さの打ち分け方についてお話します。

【木の下を通す.1】 「ラン」の出る低い弾道

フィニッシュの体勢が大きく違う

まずは木の下を通す低めのショットについて。なるべく低いボールを打つわけですが、低く打ちながらもなるべくラフを越えてフェアウェイまで出るように、距離を出せる弾道が理想です。低めに打ち出し、あとはボールの勢いで転がしていけるようなショットを覚えることで様々なシチュエーションに対応できるようになるでしょう。

【木の下を通す.2】 「右手首」をキープ!

アドレス時の手の位置に戻すイメージでOK!

ポイントはボール位置を右足寄りに置き、アドレスでつくった右手首の角度をキープしたまま打つこと。クラブのロフト角を立てたままインパクトするイメージが重要です。当然、振り幅も小さくなります。

【木の下を通す.3】 ボールとの距離もキープ!

飛ばすことは考えない!

クラブを短く持ってやや左足体重、両ワキを締め、ボールとの距離を一定にして振ることでミートしやすくなります。逆に言えば、距離感が変わらないくらいの振り幅で振るということ。体をブラさずコンパクトにさえ振れば、低く強いボールが打てますよ。右手首の角度をキープしたまま打ちますが、手元が先行し過ぎるとシャンクのミスにつながってしまいます。常にグリップエンドが体を指しているように振ることを忘れないでください。

【木の下を通す.4】 「クラブ逆手・素振り」が効果アリ!

胸の向きを右→左へ、しっかり回す

練習法としては、クラブを逆手に持ち、体の回転と腕の同調を確かめながら素振りを行うこと。ヘッドの重さに頼ることなく、体と腕の回転を意識することでブレのないスイングをつくることができます。

【木の上を超える.1】 「肩のライン」をやや上向き!≫
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