高さを打ち分け! 林の中からナイスアウト♪ 井上希
2016/01/13 09:15
【木の上を超える.1】 「肩のライン」をやや上向き!
一方で、グリーンの前には木があるけれど、木との距離は十分というケースでは高いボールを選択しています。アドレスでは、ボールを左足寄りに置き、フェースを開きます。目線もやや高く、肩のラインもやや上を向くように構えます。
【木の上を超える.2】 「フォロー」での開閉を抑える!
このまま打ってもいつもより高いボールが打てますが、さらに確実に高さを出すにはフォローでのローテーションを抑えます。こうすることで、ロフト角が寝たままの状態をキープできるので高いボールが打てるというわけです。
【木の上を超える.3】 「ヒザ」の高さを変えない!
ボール位置を左足寄りに置くことや肩のラインを傾けることから、気をつけなければならないのが「ダフリ」。原因はテークバックで右ヒザ、ダウンスイングでは左ヒザが伸び、体の高さが変わってしまうこと。高さが変わると上方向に力が逃げてしまい、打点が安定しなくなります。
【木の上を超える.4】 「右足の三角形」に体重を乗せる
しっかりと体の重心を下方向に向ける意識を持ってください。私は右足の拇指球と小指、踵(かかと)がつくる三角形に体重を乗せるようにしています。フォローまでこの体重の意識を維持できれば、上方向ではなく下方向への意識が生まれ、力強く高いボールが打てるようになりますよ。
井上 希(いのうえ・のぞみ)
1988年11月1日生まれ、福岡県春日市出身。小学生の時に父親に連れられ練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけ。その練習場で出会った古屋京子プロに憧れ本格的にゴルフを開始。中学からゴルフの強豪校である沖学園へ進学。その後3度目のプロテストに合格
名神栗東カントリー倶楽部
12H Par4
Reg.388y(A)383y(B)、Back.412y(A)407y(B)
ティショットは左右のフェアウェイバンカーと左OBに警戒。バンカーに入らない位置に刻んでも残りは150ヤード。距離よりも方向性を重視したい