パンチショットはチラッとでも上から狙ってはダメ セキ・ユウティン
「パンチショット」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーTさんの悩み】
「高さを抑えて強くまっすぐ飛ばすパンチショットの打ち方を教えてください」
【セキ・ユウティンのレスキュー回答】
球の高さを抑えてコントロール性が高くなるパンチショットは、風の影響を受けず、ピンを狙うには覚えておきたい打ち方です。
1. 上からヘッドを振り下ろすのはNG
間違った考え方として、球の高さを抑えようとクラブヘッドを上からぶつけるように振り下ろしてロフト角を立てて打つ人がいます。ですが、これではスピン量が増えてしまい、より高さが出てしまいます。
2. レベルブローで打つ
ボールを低く強く打つには、スピン量を抑えることがポイントです。ボールを上から打ち込むダウンブローでも、あおり打つアッパーブロ―でもなく、レベル(平ら)に振ることを心がけています。
3. 体重移動は必要なし
球の勢いを殺し、なるべく距離を抑えるパンチショットでは、右から左へ大きな体重移動は必要ありません。アドレスではスタンス幅をいつもより狭くして、クラブは短く握ります。
4. ヘッドを低く入れて低く抜く
レベルにインパクトさせるには、前傾角度をキープできる範囲の振り幅で、一定の速度でスイングしていきます。手首のコック(親指側に曲げる状態)を抑え、ヘッドを低い位置から入れ、低い位置へ抜けていくイメージで振ってみてください。
【今回のまとめ】レベルブローが鉄則
・ヘッドをレベルに低く抜く。
・スタンス幅を狭くしてハーフスイング。
取材協力/ザ・カントリークラブ
解説/セキ・ユウティン
1998年生まれ、福井県出身で5歳まで日本で過ごす。中国に渡り7歳からゴルフを始め、16歳でプロ転向。2016年に中国ツアーの賞金女王に輝く。昨季より日本ツアーにも参戦。国内外問わず活躍の幅を広げている。