とにかくスライスを打ちたくない時… どうするの? 臼井麗香
「スライス対策」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「1ラウンドに1~2回は必ずスライスが出てしまうのですが、どうしたら防ぐことができますか?」
【臼井麗香のレスキュー回答】
ボールが曲がる主な要因は、フェースの開閉にあります。フェースが開くことでスライスは出てしまうのですが、直さないといけないポイントはフェース自体ではなく、足に対してアドレス時の体重の乗せ方にあるのです。
1. 意外と多い原因は「つま先体重」
スイングばかりに原因を求めてしまいますが、スライサーは無意識につま先体重になっていることが多いです。前に倒れすぎているとクラブをインサイドに引きやすく、その反動でインパクトでは前傾が起き上がり、フェースが開いてしまうのです。
2. 土踏まずに重心を置く
またラウンド中、疲れてくると体重をつま先寄りやかかと寄りに置いてしまいがちです。基本は土踏まず(足裏中央のアーチ形状部分)に体の重心を置くこと。常に足裏で重心をキープできれば、前傾角度は自然と維持することができます。
3. 前傾角度を意識する
アドレスに入る際は、骨盤からしっかり前傾をとって構えます。スイング中は前傾角度をキープし、インパクトではアドレスを再現するように意識します。基本中の基本と思う人も多いと思いますが、これが一番即効性のあるスライス防止策です♪
【今回のまとめ】スライスは“足裏”で直す
・意外と多い原因はつま先体重。
・土踏まずに重心を置く。
・前傾角度を意識する。
取材協力/皐月ゴルフ倶楽部鹿沼コース
臼井麗香(うすい・れいか) プロフィール
1998年12月7日、栃木県生まれ。祖父の影響で9歳からゴルフを始め、小学6年生の時に「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格し、推薦枠から出場した今季3月「アクサレディス」にて、最終日最終組で回り6位タイに。リランキング上位者として後半戦の活躍にも期待がかかる。