カン違いだらけのゴルフルール

気づいたら鉛テープが落ちていた このまま打っていいの?/ルールQ&A

2024/09/16 11:00

ラウンドの途中に5番アイアンをバッグから抜くと、バックフェースに貼ってあった鉛テープがないことに気づいた。数ホール前に同番手を使ったときは貼ってあった。このクラブはこのまま使っていい?

バックフェースに貼った鉛がとれたら…

■1
そのまま問題なく使える。無罰。

■2
そのままストロークすると「クラブ性能の変更」で2罰打。

■3
そのままストロークすると「クラブ性能の変更」で失格。

ラウンド前、クラブヘッドにバランス調整用の鉛テープを貼るのは許されています。ラウンドの途中で鉛テープがはがれたクラブは「ラウンド中の損傷」。そのまま使っても、テープを同じ位置に貼り直してからプレーしてもペナルティはありません(R4.1a)。

ただし、ラウンド中新たに鉛を貼ったり、故意にはがしたりした場合は、ストロークすると「クラブ性能の変更」で失格になるので注意してください。そのクラブを使わなければ問題はありません。

◇◇◇◇

正解は「1」

ウエート調整機能がついたドライバーのウエートを替えるのも同様の処置になります。(ルール解説&イラスト/小山混)

<ゴルフ規則>(抜粋)
規則4.1a(2) ラウンド中に損傷したクラブの使用、修理、交換。 適合クラブがラウンド中や規則5.7aに基づくプレーの中断中に損傷した場合、クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えることができる。しかし、損傷の内容や原因が何であっても、そのラウンドの残りについては引き続き適合として扱われる。そのラウンドの残りでは、プレーヤーは次のことができる:
・その損傷したクラブで引き続きストロークを行うこと。
・クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えること。
規則4.1aに違反してストロークを行ったことに対する罰: 失格。

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