修理地からはみ出た木の上のボール。救済アリ?ナシ?/ルールQ&A
ボールが修理地内に生えている木の上に乗ったが、ボールの真下は修理地の白線の外側だ。このボールは修理地のボールか、それともジェネラルエリアのボールか? 救済はどうなる?
修理地の救済に関する問題
■1
ボールは修理地。無罰でボールの真下から1クラブ以内の救済エリアにドロップ。
■2
ボールはジェネラルエリア。無罰で木を揺らして落ちたところからプレー。
■3
ボールはジェネラルエリア。1罰打を受け、アンプレヤブルでボールの真下から2クラブ以内にドロップ。
修理地内に生えている木は、修理地の処置と同じじゃないの?
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正解は「1」
■1
ボールは修理地。無罰でボールの真下から1クラブ以内の救済エリアにドロップ。
【解説】
修理地に生育しているものはすべて修理地の一部なので、ボールは修理地内のボールとなります(定義)。よって、無罰で修理地の救済が受けられますが、この場合、その基点はボールの真下地点の地面になります。この基点をニヤレストポイントとして、ホールに近づかない1クラブレングス以内にドロップして、プレーを続行します(定義/修理地2)。
また、アンプレヤブルの選択はどこでもできるので、3の処置も間違いではありませんが、真下の地面がよほど悪条件でない限り1罰打をあえて受ける必要はないでしょう。
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<ゴルフ規則>(抜粋)
定義/修理地
委員会が修理地と定める(マーキングや他の方法により)コースのすべての部分。定めた修理地には次の両方を含む:
・その定めた区域の縁の内側のすべての地面。
・その定めた区域内に根付いているすべての草、ブッシュ、木、その他の生長または付着している自然物。これらには地面の上方でその定めた区域の縁の外側に伸びた部分が含まれる。しかし、その定めた区域の縁の外側の地面に付着していたり、その縁の外側の地下にある部分(例えば、その縁の内側に根付いている木の一部である木の根)は含まれない。
定義/修理地2
修理地に根付いている木の上にある球は修理地の中にある
木が修理地の中に根付いていて、プレーヤーの球がその木の枝の上にある場合、たとえその枝が定められた区域の外側に伸びていても、その球は修理地の中の球である。
そのプレーヤーが規則16.1に基づいて罰なしの救済を受けることに決め、その球がその木の上にある場所の真下の地面の箇所がその修理地の外側となる場合、救済エリアを決定して救済を受ける基点はその地面の箇所となる。
出典/(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より

小山混 プロフィール
イラストレーター、ゴルフルール研究家。東京生まれ。立教大学卒。新聞・雑誌・Webで複雑なゴルフルールをやさしく解説。ゴルフは鹿沼CCの月例競技会にエントリー。HDCPは17。著書に『はじめてのゴルフルール』『New! いちばんたのしいレクリエーションゲーム』(主婦の友社)、『英語とゴルフ一石二鳥』(ゴルフダイジェスト社)がある。