ボールをカイロで温めたら…ペナルティ？／ルールQ&A

真冬のゴルフでは、かじかんだ手先を温める携帯カイロは必需品。ボールも温めた方が弾力が出て飛ぶかもしれないと、ホカロンで包んで温めてプレーした。これ何か問題ありますか？

カイロでボールを意図的に温めた際の問題

■1
ボールをカイロで温めてプレーしても問題ない。無罰

■2
ボールをカイロで温めてプレーすると1度目は2罰打、2度目は失格

■3
ボールをカイロで温めてプレーすると即失格

手が温まるし、ボールも飛びそうだし、一石二鳥じゃない！？

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正解は「3」

■3
ボールをカイロで温めてプレーすると即失格

寒い季節、手先を温めるために携帯カイロをポケットに入れておくことは伝統的に認められており、そこにボールが入っていたなら罰はありません。

ただし、ラウンド中に意図的に携帯カイロで温めたボールをストロークすると「異常な方法で故意に性能を変えたボールの使用」で失格になります(規則4.2a(2))。この違反に対するペナルティは、2018年までは2罰打（2度目の違反は失格）でしたが、2019年のルール改正後は、意図してカイロでボールを温めてプレーすると1回目の違反で即失格になりました。注意しましょう。（イラスト＆ルール解説／小山混）

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＜ゴルフ規則＞（抜粋）
規則4.2aーラウンドのプレーに認められる球

(1)適合球をプレーしなければならない。 各ストロークを行うとき、プレーヤーは用具規則の要件に適合する球を使用しなければならない。
プレーヤーはプレーするための適合球をそのコース上の別のプレーヤーを含め誰からでも入手することができる。
(2)故意に性能を変えた球をプレーしてはならない。 プレーヤーは、例えば、球をこすったり、温めたり、何らかの物質を付けたりして(球を拭くときを除く)性能特性を故意に変えた球でストロークを行ってはならない。
規則4.2aに違反してストロークを行ったことに対する罰：失格

出典／(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より