カン違いだらけのゴルフルール

「同伴者のボールを借りてプレー」っていいんだっけ?/ルールQ&A

2026/02/09 10:45

何発も池に打ち込み、手持ちのボールが無くなってしまった。同組の仲間からボールを借りて打ったが、ボールの貸し借りってペナルティは大丈夫だっけ?

ボールの貸し借りに関する問題

■1
ボールを貸した方も借りた方も無罰。

■2
ボールを貸した方は無罰、借りた方は1罰打。

■3
ボールを貸した方も借りた方も1罰打。

ボールが無くなったんだから借りるしかないでしょ?ダメ?

◇◇◇◇

正解は「1」

■1
ボールを貸した方も借りた方も無罰。

OBや紛失球でボールが無くなってしまった、なんてことはよく聞く話です。安心してください、ボールの貸し借りにペナルティはありません。適合球に限りますが、ボールは別のプレーヤーを含め誰からでも入手することができます(規則4.2a(1))。

ゴルフにおいては唯一、クラブの貸し借り(=共有)のみ禁止されています。それ以外のもの、ボールや手袋、マーカーやグリーンフォーク、距離計など何でも仲間から借りることができます(規則4.1b(2))。

ちなみに他人のクラブは、借りて使用すると1回につき2罰打を受けますが、1ラウンドすべてで使用した場合でも4罰打が最大となります。(ルール解説&イラスト/小山混)

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<ゴルフ規則>(抜粋)
規則4.2 球
規則 4.2a ラウンドのプレーに認められる球
(1) 適合球をプレーしなければならない。各ストロークを行うとき、プレーヤーは用具規則の要件に適合する球を使用しなければならない。 プレーヤーはプレーするための適合球をそのコース上の別のプレーヤーを含め誰からでも入手することができる。
規則4.2a(適合球)に違反してストロークを行ったことに対する罰:失格。

規則4.1b 14本のクラブの制限:ラウンド中のクラブの共有、追加または取り替え
規則4.1b(2) クラブの共有の禁止。プレーヤーのクラブはスタートした時点で持っていたもの、または(1)で認められて追加されたものに制限される:
・コース上でプレーしている他の誰かが使用しているクラブでストロークを行ってはならない(その他のプレーヤーが違う組や競技でプレーしている場合であったとしても)。
・プレーヤーが別のプレーヤーのクラブでストロークを行ったことによって規則に違反したことに気づいた場合、プレーヤーは、規則 4.1c(1)の手続きにより他のストロークを行う前にそのクラブをプレーから除外しなければならない。
規則4.1b違反の罰: 罰はプレーヤーが違反に気づいた時点に基づいて適用する:ストロークプレーの罰―2罰打(最大4罰打) 。プレーヤーは違反が起きた各ホールに対し一般の罰(2罰打)を受けるが、1ラウンドでは最大4罰打となる(違反が起きた最初の2ホールにそれぞれ2罰打を追加する)。

出典/(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より

■ 小山混 プロフィール

イラストレーター、ゴルフルール研究家。東京生まれ。立教大学卒。新聞・雑誌・Webで複雑なゴルフルールをやさしく解説。ゴルフは鹿沼CCの月例競技会にエントリー。HDCPは17。著書に『はじめてのゴルフルール』『New! いちばんたのしいレクリエーションゲーム』(主婦の友社)、『英語とゴルフ一石二鳥』(ゴルフダイジェスト社)がある。

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