カン違いだらけのゴルフルール

ハンカチをなびかせて風向きを見たら…ペナルティ?/ルールQ&A

2026/03/30 10:45

風の強い日、ティイングエリアに立った仲間はアドレスに入る前に、目標を見ながらハンカチを取り出した。風になびかせて風向きを調べ、スタンスを取った。これって大丈夫?

風向きを調べた時のルーリング

■1
ハンカチで風向きを見ても問題ない。罰はない。

■2
ハンカチで風向きを見ると2罰打。そのままプレー。

■3
ハンカチで風向きを見ると即失格。

ハンカチをなびかせるぐらいならいいでしょ?ダメ?

◇◇◇◇

正解は「2」

■2
ハンカチで風向きを見ると2罰打。そのままプレー。

打つ前に風向きをチェックするのはルーティンの一つですが、ハンカチを風になびかせて風向きを調べることはできません。

2023年の規則改訂で、「風の情報を知るために、小麦粉などの粉を空中にまいたり、ハンカチやリボンを風になびかせる行為」は人工物の使用違反で一般の罰(2罰打)が科せられます。さらにこの日2回目の違反(2罰打)があると失格になるので注意しましょう。(規則4.3a(2))。

ティイングエリアやフェアウェイの芝をつまんで、風に流して風向きや強さを見るのは問題ありません。(ルール解説&イラスト/小山混)

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<ゴルフ規則>(抜粋)
規則4.3 用具の使用
規則4.3a 認められる、禁止される用具の使用
プレーヤーはラウンド中に自分のプレーを援助する用具を使用することができる。ただし、次のことによって潜在的な利益を生み出してはならない:
・ゲームの挑戦に不可欠である技術や判断の必要性を人工的に無くしたり、軽減する用具(クラブと球以外)を使用すること。
・ストロークを行うときに異常な方法で用具(クラブと球を含む)を使用すること。「異常な方法」とは、意図された使途とは根本的に異なる方法や、 ゲームをプレーすることの一部としては通常は受け入れられない方法を意味 する。
規則4.3a (2) 風や他の気象条件に関する情報。
・認められる。
≫ 天気予報から入手可能なあらゆる種類の気象情報(風速を含む)を得ること。
≫ コースの気温、湿度を計測すること。
・認められない。
≫ コースの風速を計測すること。
≫ 風に関する他の情報を得るために人工物を使用すること(例えば、風向きを評価するために粉、ハンカチ、リボンなどを使用すること)。

規則4.3の違反の罰:
・最初の違反の罰:一般の罰。違反がホールとホールの間で起きた場合、罰は次のホールに適用する。
・2回目の違反の罰:失格。この罰は、この2回目の違反の種類が最初の罰の原因となった違反のものとはまったく違うものであったとしても適用する。この罰は最初の違反の後に介在する出来事(規則1.3c(4)参照)があった場合にだけ適用する。

出典/(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より

■ 小山混 プロフィール

イラストレーター、ゴルフルール研究家。東京生まれ。立教大学卒。新聞・雑誌・Webで複雑なゴルフルールをやさしく解説。ゴルフは鹿沼CCの月例競技会にエントリー。HDCPは17。著書に『はじめてのゴルフルール』『New! いちばんたのしいレクリエーションゲーム』(主婦の友社)、『英語とゴルフ一石二鳥』(ゴルフダイジェスト社)がある。

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