サイエンスフィット レッスン

球筋を安定させるためのナチュラルグリップ(前編)

2019/07/25 17:00

モーションキャプチャーシステムをセットアップ中

みなさんはどのようにグリップを決めていますか?ひどく違和感を覚えるようなグリップをしている人はいないはずです。誰しも自分にとって、一番しっくりくるように、握っているつもりですよね。しかし、そのグリップがその人にとってナチュラルかどうかが問題です。違和感がなくても、自然なグリップからズレてしまっているケースが多く、それがスイング全体を乱す原因になっていることが、とても多いのです。

安定したドローボールできれいに弾道が揃っています(※ヘッドスピード値は未計測)

今回の受講者は、ハンデ3.2の上級者です。腰のキレ、タメの深さ、ショットの安定感など、そのハンデが示すとおり、プロに迫る好成績のデータが計測されました。ところが、ナチュラルグリップという観点で、モーションキャプチャーのデータをチェックしたところ、自分のナチュラルグリップから、大きく逸脱していることが分かりました。では、ナチュラルなグリップとは一体何でしょうか。前編、後編にわたり、じっくりとレッスンしていきましょう。

受講者の悩み

「ドライバーはドロー系の弾道で比較的安定していて、方向性もまずまずです。ただ、怖いのは突然引っかけてしまうミスです。緊張したり、ちょっと体が固まってしまうと、このミスが出てしまいます。大きなミスのない、より良いスイングを目指したいですね」(内田さん、ハンデ3.2)

ヘッドやシャフトの挙動はパーフェクト!≫
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