サイエンスフィット レッスン

プロ・アマ比較/スイング動作の決定的な違い【アーム編】

2020/04/16 17:00

プロはインパクトで左手首が甲側に折れない

アマチュアに多い、左手首が甲側に折れるインパクト

前述したとおり、プロはトップに向かって、左手首のヒンジが手のひら側に動いて行きます。さらに、切り返しからハーフダウンまで、手のひら側への角度が増していきます。そして、ハーフダウンからインパクトで少し手の甲側に戻りますが、ヒンジが手のひら側に折れたインパクトになり、甲側に折れるようなことはありません。

左手首が手のひら側に折れたインパクトを目指そう

対してアマチュアの多くは、インパクトで左手首のヒンジが甲側に折れていることが多いものです。原因はさまざまで、トップで左手首が甲側に折れて戻せないケースや、インパクト周辺で手首を甲側に折ることで、球を捕まえるといった、誤ったイメージもあるはずです。また、サイエンスフィットが近年、その原因として注目しているのは、切り返しからの、各部の動き出しの順番です。

切り返しで動き出す順番が大切

左手首のヒンジがインパクト周辺で手の甲側に折れてしまう大きな要因として、切り返しで各部が動き出す順番が狂っていることが上げられます。ダウンスイングにおいて、下半身からクラブヘッドまで、一本のムチのように動くことが理想です。プロは切り返し直後、下半身、上半身、腕、クラブヘッドという順番で、動き出します。しかし、多くのアマチュアは、この順序が乱れていて、クラブや腕、上半身が先に動き出しているものなのです。この動画のように、ゴムホースのようなやわらかいものを振ることで、動き出す順序を整えることができますので、試してみてください。

次回は「ヒップ編」で、お尻の動きについて、プロとアマの明らかな違いを総括します。

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