サイエンスフィット レッスン

トップで折れる左手首のクセを一発で解決

2021/09/28 13:00

アドレス時のヒンジ角度を正せば苦手のフェアウェイウッドも当たるように

アドレスでは左手首に角度がついておらず、まっすぐ握っています

トップで左手首が急激に折れる人は、そもそも適正なヒンジ角度でグリップしていない場合がほとんどです。糸井さんは、アドレスで左手首と左の前腕が一直線になっています。つまり、左手首のヒンジ角がない状態なのです。理想は、アドレスでやや甲側に折れていた左手首のヒンジ角が、トップに向かって徐々に手のひら側に折れていくこと。しかし、ヒンジ角のついていないグリップだと、手のひら側に折れていく余地がないので、トップでクラブの重さに耐えられなくなり、逆に甲側へ折れてしまうのです。

この形でグリップを決めれば自然なヒンジ角が得られます

このように、グリップエンドはおへそを指すようにキープして、クラブヘッドを顔まで上げた形でグリップを決めてください。その手首の角度を保ったまま、前傾していきソールします。こうすれば、左手首が自然に甲側に折れた状態でグリップできます。注意点としては、ソールした後でクラブを握り直さないこと。この方法でグリップを決めたら、一切変えないことが肝心です。

苦手なはずのフェアウェイウッドもナイスショット連発

自然なヒンジのある正しいグリップができたら、トップで左手首が折れるクセはだんだんと改善されていきます。ここでダフリを直す練習法を紹介しましょう。地面にシールを貼って、それをはがすようなイメージで振ると、ヘッドの軌道がなだらかになり、芝の上を滑ってくれます。このイメージが身につくと、苦手だったフェアウェイウッドが簡単に打てるようになりますよ。

アドレス時の体重配分はできるだけ左右均等に

サイエンスフィットでは、左右の体重配分5:5をリアルタイムの数値によって体感できますが、意識的に5:5に直すのはなかなか難しいところです。ドライバーの場合は、上半身の軸がやや右足側に傾く形にすると、5:5に近くなります。

それでは、今回のレッスンを動画で振り返ってみましょう。

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