サイエンスフィット レッスン

ダメなループと良いループ

2015/03/04 09:00

インサイドアウトが激しくなるワケ

インサイドアウトに振れている、上級者の方に多く見られる悩みが、右プッシュと引っ掛けが交互に出てしまうこと。小池さんのお悩みと同様に、右にも左にも行く状態で、どっちに行くか分からないとなると、コースマネジメントにも暗い影を落とします。何故、右にも左にも行くかというと、フォローで腕の通り道が塞がれているからなのです。

もっと、具体的にいえば、腰が回転せず、左に腰が流れてしまうことで、腕の行き場がなくなってしまっているのです。こんなスイングの人は、基本は右プッシュ。それを嫌って、腕を返そうとしてしまうので、時折、左に引っ掛けることが多くなり、最終的には、右にも左にも行く状態に陥ってしまいます。つまり、ループがどうこうではなく、腰の回転を正すことが改善すべき最重要課題なのです!

インサイドアウトの度合いが増すほど、だんだんと体とボールの距離が近づいていきます。インパクトで体を起き上がらせないと当たらなくなっていくので、それを修正しようと、知らず知らずのうちに、ボールと体の距離が近づいていくのです。そしてさらにインサイドアウトが強くなり、左に持って行こうと腕をこねてしまい、左右に散らばる状態から抜け出せなくなっていくのです。

インパクトでは左の腰を戻すだけ!≫
1 2 3 4 5