サイエンスフィット レッスン

プロを目指すためのスイング調整法(スイングレベル5 後編)

2019/03/28 17:00

腰のキレを損なわないこと!

ハーフダウンですでにかなり開く腰のキレ

レベル4の壁に突き当たっている人は、プッシュアウトとチーピンに悩まされます。腰のキレが良くなると、球がつかまらなくなり、それを振り遅れだと思い、腰の回転を抑えたり、腕を早く下ろそうとしてしまいがちです。これにより、球がつかまり過ぎてチーピンも出るようになります。しかし、前回お話したとおり、振り遅れは腕の戻し遅れではなく、左腕の外旋の遅れが原因です。腰のキレを抑えようとせず、左腕の外旋に意識を向けるべきなのです。

体の正面の真下にボールを投げる感覚で

左腕を外旋させるには、トップからハーフダウンまでに左腕の外旋を入れる方法もありますが、クラブの開閉を大きく使う遠藤さんの場合は、右腕の内旋を意識する方法が合うので、今回は右腕を中心とした意識の仕方をレッスンしましょう。まずは、このようにボールを体の正面の真下に投げるようなイメージで、右腕を使ってみましょう。真下に当たらず、左足方向の前方に当たってしまうのはNGです。

右手のひらを真下に押し込むイメージ≫
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