右に逃がそうとするほど強くつかまってしまう原因
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フェースを返すタイミングの正解は?
フェースターンのタイミングは、ハーフダウンからインパクト付近にかけてと思っている方が多いようですが、それは昔の話。慣性モーメントが大きい現代のクラブでは、もっと早いタイミングでターンさせる必要があります。今回は、平均スコア78という上級者が登場。チーピンとプッシュアウトを繰り返す、上級者の典型的な壁を突破する方法についてレクチャーします。
今回の受講者は…
「このところドライバーが安定しなくて悩んでいます。チーピンとプッシュアウトが交互に出るような感じで、方向性が安定しません。腰の回転をもっと積極的に行うことを意識していますが、問題が解決するどころか、もっと悪くなっている感じがしますね…」(高橋さん、ゴルフ歴8年、平均スコア78前後)
ヘッド挙動解析、シャフト挙動解析、モーションキャプチャーによる動作解析と、一通りの分析を行ったところ、さすがに上級者だけあって、初・中級者に見られるような大きな問題点はありません。しかし、気になる点がヘッド挙動解析で見られました。高橋さんのヘッドスピード(48m/s)からすると、ヘッド軌道は2度くらいのインサイドアウトが理想ですが、6度を超えてしまっています。
インサイドアウト軌道が強く、インパクト直前でフェースをターンするイメージだと、タイミングを合わせることがかなり難しくなります。フェースターンが遅れればプッシュアウトに、少しでも早ければチーピンになり、なかなかタイミングが合わないものです。引っかけを嫌うほど、インサイドアウトの度合いが大きくなって、この傾向も強まって行きます。モーションキャプチャーでプロ(写真左)とハーフダウン時を比較すると、フェースが上を向き、かなり開いていることが分かります。
スイング全般でシャットフェースを維持するボディターンタイプは、腕のローテーションやフェースターンを意識する必要はありませんが、高橋さんはどうでしょうか? 腕を脱力して垂らしたときに、左手の甲が飛球線方向を向くので、アームローテーションタイプです。このタイプの人が、体の回転で球をつかまえようとすると、さらにフェースターンが遅れて、今のような状況に陥りがちです。
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- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
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