アウトサイドイン軌道が一瞬で改善できるケース
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持ち球がドローからスライスに…悩みの原因を探る
中上級者がショットの不調に陥った場合、焦っていろいろと試行錯誤しがちですが、まずは自分のスイングの現状を冷静に把握することが大切です。セットアップやテークバックの初動といった基本的なところがズレている可能性が高く、アレコレやりはじめると、かえって不調の極みにハマる危険性が高いからです。今回は、持ち球がいつの間にかドローからスライスになってしまったという受講者が、不調脱出の糸口をつかみます。
今回の受講者は…
「高校時代はゴルフ部に所属していて、ドローボールが持ち球でした。以前は80台で回れていたのですが、最近はスコアが大きく低迷しています。ドライバーからアイアンまで球がつかまらなくて、右に流れてしまうことばかり。胸の開きが早いと指摘されたことはありましたが、具体的な改善に取り組むことに躊躇(ちゅうちょ)しています。まずは現状のスイングがどうなっているのか知りたいです」(神代さん スコア80台→現在100前後)
自分のスイングの現状を把握しないまま闇雲にスイング改善を取り組まなかったことは、とても冷静で良い判断です。80台でラウンドできていた人が、突然の絶不調に陥ることは珍しくありません。今はネットでさまざまなレッスン動画が見られるので、ついつい翻弄されてアレコレ試したくなってしまうものですが、まずは現状を正確に知ることが肝心です。ヘッド挙動の解析結果は、アウトサイドイン軌道のダウンブロー。軌道に対してフェースが開いているので、左に出てスライスする状況です。
しかし、シャフト挙動とモーションキャプチャーによる体の動きを解析すると、抜群に良い結果が出ています。腕の使い方、腰と上体の捻転差など、ほぼすべてプロと同じようなグラフの変化が見られます。体の使い方はプロ並みなのに、なぜ軌道が悪くなってしまうのでしょうか。
問題があるのは、アドレスからトップにかけての体重配分です。神代さんは、アドレスの時点から左足体重になっていて、右に体重が乗るべきトップで、左右約50対50という配分になっています。簡単にいうと、いつも左足下がりでスイングしている状態。つまり、テークバックで体の回転が浅くなり、ダウンスイングで早く胸が開くので、どうしてもアウトサイドイン軌道になってしまうのです。
- サイエンスフィット
- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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