自然に球がつかまる“真のインサイドアウト軌道”とは
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引っかけ改善のポイントは右手グリップにあり
スイングについてあれこれと試行錯誤する方は多いですが、アドレスやグリップにまで立ち返って検討することは少ないのではないでしょうか。特に、慣れ親しんだグリップを変えることには大きな違和感を伴うものですが、スイングを劇的に改善できるポイントでもあります。今回は、引っかけに悩む受講者に、右手のグリップの重要性をレクチャーしました。
今回の受講者は…
「最近、左に出て左に曲がる球が多くて悩んでいます。ドライバーもアイアンも、基本的には引っかけがちで、弾道も低くて飛距離が落ちています。以前、指のケガからテンフィンガーグリップに変えて、当初は良いショットが出ていたのですが、そもそも、テンフィンガーグリップ自体に問題がないのかも知りたいところです」(岩井さん、平均スコア90台)
最初に言っておくと、テンフィンガーグリップ自体を否定することはありません。テンフィンガーだと右手の影響が強くなるので、それを抑えるためにオーバーラッピンググリップが生まれたわけですが、自然なコックが入りやすく、タメも生まれてヘッドスピードの遅い人でも飛距離アップできる可能性があります。まずは、何が問題かデータを洗い出してみましょう。インパクトの瞬間のヘッド挙動は、理想的なインサイドアウト軌道でした。ただし、自覚されている通り、打ち出し角度がかなり低め。また、インパクトの瞬間のヘッド軌道に対してフェースが約7度左を向いていて、かなりクローズになっています。
インパクトでフェースが閉じすぎる原因として多いのは、テークバックの過程でフェースが大きく閉じていくケース。しかし岩井さんの場合、シャフト挙動を分析するとアドレス時と比較してハーフバックで約10度、トップでは約30度オープン。これは女子プロの平均に収まっていて、まったく問題ありません。では、一体どこに問題があるのでしょうか?
テークバックのフェース向きの変化に問題がないとすると、アドレス時のグリップに原因がある可能性が高くなります。岩井さんはテンフィンガーで握り、左手はやや上から被せるストロンググリップになっています。リストワークを使わず、ボディターンで球をつかまえるための基本なので、ここに問題はありません。しかし、右手のグリップに問題がありますね。かなり下から握っていて、右手のひらが上を向くようなグリップになっています。まずは、右手のグリップとトップのフェース向きの関係を理解することが大切です。
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レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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