GDO会員を対象に行ったアンケート結果をもとに、ゴルフに関するさまざまな傾向をテーマ別に分析する。第6回は「ツアー＆ニュース」について。3万9341人から寄せられた10項目の回答をまとめた。
回答者プロフィル
1）ゴルフ中継は見る？
年配者は増加し若年層は減少する「見る派」
「ほぼ毎週見ている」が約半数を占めて多数派となり、65歳以上だと70％に増加した。30代以下だと20%に減少し、「暇なときに見る程度」が57%で逆転し多数派になった。
2）ゴルフツアー観戦に行く？（コロナ禍以前）
30代以下は約8割が観戦経験なし
意外にも「行ったことがない」が47%で多数派となり、30代以下だと78%まで増加した。65歳以上では「数年に1回観に行く程度」が52%で多数派になったが、「行ったことがない」も27%いた。
3）もっとも近い観戦スタイルは？
「密着マーク」が多数派
観戦経験者への質問。「お目当ての選手を密着マーク」が60%で多数派になった。65歳以上は53%に減少し、「クラブハウスに近い数ホールを移動」が28%に増加した。
4）よく見るゴルフニュースは？
GDO会員は年配者でも「インターネット」が多数派
GDO会員へのアンケートとあって「インターネット」が61%で多数派になった。年代で区切っても大きな変化はなかった。
5）ツアーで最も気になる情報は？
初心者は「テクニック」に興味
「試合結果」と「お目当ての選手のプレー情報」がともに3割を超えて多数派に。ゴルフ歴1年未満の初心者ゴルファーは「プロならではのテクニック」が30%で多数派だった。
6）最も印象に残る日本人の海外メジャー制覇は？
さすがは世界最大のゴルフの祭典
2019年の「渋野日向子『全英女子オープン』」（20.2%）に大差をつけ、記憶に新しい今年4月の「松山英樹『マスターズ』」が75％超えで多数派となった。年齢やゴルフ歴、平均スコアで区切っても大きな変化はなかった。
7）最も注目しているツアーは？
「国内女子」が圧倒的人気
「国内女子」が65%を占め、65歳以上では71%に増加した。平均スコア89以下の上級者でも「国内女子」は61%で多数派だった一方、「米国男子」は26%に増加した。ゴルフ歴1年未満の初心者ゴルファーは「国内女子」が41%まで減少、「米国男子」はほぼ変わらず、「国内男子」が24%に増加した。
8）女子ツアーを魅力に感じるところは？
人気の理由は華やかさ
国内では“黄金世代”や“プラチナ世代”などの若いプロゴルファーが席巻する女子ツアー。68%の人が「華がある選手が多い」ことに魅力を感じていることが分かった。
9）男子ツアーを魅力に感じるところは？
男子はやっぱり迫力
一方の男子ツアーでは、女子ツアーで2%だった「迫力あるショット」が61%で多数派になった。女子ツアーで多数派だった「華がある選手が多い」は1%に留まった。両ツアーともに「巧みな技術」が2番目に多い回答だった。
10）ズバリ！国内女子ツアー今季の賞金女王は誰？
北海道では小祝さくらが多数派
アンケート期間が五輪女子ゴルフの日程と重なったことも後押ししたのか、銀メダリストの「稲見萌寧」が53%で多数派に。賞金ランキングでトップを走る「小祝さくら」（19%）を抑えた。小祝の地元・北海道に絞ると、小祝が39%、稲見が37%で逆転した。
