100均グッズで自作した「投げてビヨーン」で スイング軸を安定
「スコアがなかなか伸びない…」「もっと効率のいい練習がしたい」など、ゴルファーの悩みは尽きないものです。練習のマンネリ化を防ぐために、ちょっとした工夫で効果的な練習が行えるアイデアを、日ごろは小中学生を指導するキッズゴルフの加藤裕明インストラクターに教えてもらいました。7回目を迎える今回は、スイング軸の安定感を向上させるアイデアをご紹介。準備するのは100均グッズのアレとアレ。作り方は簡単なので、工作も、練習も、お子様と一緒にお楽しみいただけます。
セルフメディシンボールでスイング軸を安定させよう!
<準備するもの>
・ボール=108円(税込)
・サポーター(背筋用)=108円(税込)
・トレーニングチューブ(1.2m)=108円(税込)
※くるくる梱包ラップ=108円(税込)
ボールは直径20cm以上あればOKですが、あまり大きすぎないものを使用します。空気を入れてふくらますビーチボールやゴムボールのような重量の軽いものでも構いません(※今回はバスケットボールを使用)。背筋用のサポーターを体に装着します。右利きの方は左脇、左利きの方は右脇にトレーニングチューブを通します。チューブの両端をそれぞれ、ボールの両サイドにテープで固定します。テープでの固定が難しい場合は、くるくる梱包ラップで、しっかり固定しましょう。
両手でボールを持ち、アドレスします。そして、腕を大きく伸ばすようにテークバックし、フォローで持っているボールを投げます。アドレス、テークバック、フォローで正しい腕の使い方を身に着けることで、スイング時の軸の安定感を向上させるドリルです。
注意事項は体を左右に揺さぶりすぎないこと、中心軸を意識してスイングしましょう。スイングする際は、腕が縮こまらずに、腕を真っ直ぐ伸ばして大きく振りましょう。そのとき、両肩、腕の三角形を崩さないように意識することが大切です。
通常は二人一組で実際にボールを投げて行う練習ですが、この練習器具「投げてビヨーン」を用いれば、一人でも簡単に行えます。テークバックの始動で手首のコッキングにお悩みの方にも効果のある練習法ですので、ぜひトライしてみてください。
■ キッズゴルフインストラクター 加藤裕明 プロフィール
小学4年時にゴルフを始める。もともとは野球少年だったが、いつしかゴルフに没頭するようになり、中学に進級し本格的に取り組み始めた。学生時代はゴルフ部に所属。大学卒業後は某ゴルフメーカーに勤務し、現職キッズゴルフのインストラクターに至る。メーカー勤務時代に培ったクラブの構造を熟知しながら、様々な器具を用いて、面白く、楽しくレッスンを行っている。
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