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正しいアドレスを体得!「アライメントスティック」を100均グッズで自作した

2018/05/04 17:00

「スコアがなかなか伸びない…」「もっと効率のいい練習がしたい」など、ゴルファーの悩みは尽きないものです。練習のマンネリ化を防ぐために、ちょっとした工夫で効果的な練習が行えるアイデアを、日ごろは小中学生を指導するキッズゴルフの加藤裕明インストラクターに教えてもらいました。9回目を迎える今回は、アドレス時の正しい体の向きが体得できるアイデアをご紹介。準備するのは100均グッズのアレとアレ。作り方は簡単なので工作も、練習も、お子様と一緒にお楽しみいただけます。

アライメントスティックで正しいアドレスを身に着けよう

準備するものはたったこれだけ!

<準備するもの>
・園芸用支柱2本
・固定用テープ(粘着力の強いもの)

クロスした部分をしっかりとテープで固定します

今回作成するのはアライメントスティックと言われるものです。作り方は、2本で100円だった園芸用支柱を十字にクロスさせ、粘着テープで固定すれば出来上がり! 今回は過去8回と比較して最も簡単な工作だと思いますが、効果の方は絶大ですよ。

目標方向にきちんとアドレスできているか? とても簡単そうに聞こえますが、実は非常に難しく、悩んでいる方も多い基本の「キ」です。プロトーナメント会場でも、同じような練習器具できちんと目標方向にセットアップする修正をしている選手が珍しくありません。きっと、プレーを重ねるうちに狂いやすく、自分では気づきにくいことなのでしょう。子供も大人も、正しいボールポジションを目視して理解し、定期的に体の向きを確認した方がよさそうです。

(写真左)1Wのアドレス(写真右)7Iのアドレス

使い方です。十字に固定したスティックの縦のスティックの先端にボールを置きます。縦の棒をはさみ、両足を揃えて立ちます。ドライバーなら左足はそのまま、右足は足幅3つ分、右にずらします。7番アイアンでは、左足を足幅1つ分左へ、右足は足幅2つ分右にずらすイメージです。

ロングアイアンに関しては、ボールの位置が左足寄りになります。目安としては7番アイアンの構えを基本に、ボール1個分左にずらします。7番アイアン以下の短いクラブでは、右足寄りにボールを1個分ずらします。

ドローヒッター、または左にボールが曲がりやすい人にとっては、ボールの位置が通常よりもやや左寄りに感じると思いますが、これが正しいボールの位置です。「足幅」1つ分違うドライバーと7番アイアンの位置を基本に、番手によって「ボール」1つ分ずつの微調整であることをくれぐれもお忘れなく!

それでも左に曲がる人は、手首のターンを抑えるため、セットアップ時によりハンドファーストに構えるようにします。正しいボールポジションをしっかり確認し、目と体に覚えさせましょう。

■ キッズゴルフインストラクター 加藤裕明 プロフィール

小学4年時にゴルフを始める。もともとは野球少年だったが、いつしかゴルフに没頭するようになり、中学に進級し本格的に取り組み始めた。学生時代はゴルフ部に所属。大学卒業後は某ゴルフメーカーに勤務し、現職キッズゴルフのインストラクターに至る。メーカー勤務時代に培ったクラブの構造を熟知しながら、様々な器具を用いて、面白く、楽しくレッスンを行っている。

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