月1ラウンダー、ゴルフ編集部に勤務するJ子。最近、愛用していた10年モノのドライバーとお別れするため、クラブフィッティングを初体験してきました。購入するなら、好みの顔（デザイン）・性格（機能性）がピッタリと合う“運命の一本”に出会いたい！フィッティングは敷居が高い…なんて思っているアナタの心得となりますように。不肖J子の初体験シリーズ第4弾をご紹介します。

■TECFITを予約！

「みんなから“化石クラブ”って言われたー。エースドライバーなんだけどな」

ゴルファーには、ドライバーで打つティショットの爽快感や飛距離にこだわりが強い人、多いですよね。私もその一人。相棒はもうかれこれ10年近く、名器の誉れ高いテーラーメイド「バーナー レディス ドライバー」です。ところが、先日のラウンドで、「まだそんな化石クラブ使ってるの？」と友人らにあきれられ、最新クラブで飛距離を置いていかれたホールが目立つ結果に終わったため、ついに新調を決断しました。

まずは、自社サイトのギアカタログをしらみつぶしにクリックしてみたけど目移りするばかり。そんな時、自社グループのフィッティングサービス「TECFIT」を発見したのです！ 基本的にはGOLFTECのスクール生向けのメニューになっているんだけど、よく見ると、2018年秋に羽田空港内にオープンしたばかりのGDO Golfers LINKS HANEDAなら、スクール生じゃない一般のお客さんもOKじゃないの！

• GOLFTEC by GDO 羽田空港へのアクセスはこちら

■カウンセリング

「う・うわっ！なんか圧がスゴい…」

マイクラブを持って、いざフィッティングへ。日本最大の旅客数（世界でも4位！）を誇る羽田空港だから全国各地からアクセスは抜群。国内線第1旅客ターミナルの5階にオープンしたばかりの「GDO Golfers LINKS HANEDA」は、エスカレーターの目の前にあるので道に迷う心配もありません。出迎えてくれたのは、「はじめまして！GOLFTECコーチの三田です！」。冬なのに黒いし…、白い歯光ってるし…が第一印象でした。

最初に行うカウンセリングでは、少し恥ずかしい過去を告白する一幕もありました。実は、長く愛用していたバーナーとの関係は、決して10年間一途だったわけではなかったのです。数年前、大手ゴルフショップで目新しいピカピカのドライバーの試打に夢中になり、店員さんにお勧めされるまま衝動買いしたものの、結局うまく使いこなせず、早々に手放した“浮気の一本”が存在して…。私のいろんな情報を頭に入れた色黒コーチとドキドキのフィッティングがスタートしました。

• 三田貴史コーチのプロフィール（インタビュー動画付き）

■J子人生初のフィッティングがスタート

「えっ！？うそでしょ！？ウデっ！？」

「それではいつもどおりにボールを打ってみましょう」と三田コーチ。機器でスイング中のシャフトのしなり方を分析しながら私のスイングのクセを見極め、次々に異なるシャフトを試打していきます。ところが、どんなシャフトを試してみても、ボールはすべて右方向へ曲がり、なかなか思ったような弾道を描き出せません…。

見かねた三田コーチがついに口を開きました。「J子さん！シャフトが合っていないのも事実ですが、いちばんの問題は“ウデ”ですね…」

「えーーーー！ フィッティング中にそれ言う？」 と思いましたが、三田コーチは先を続けます。

「ボールが右に出てしまうのは、J子さんのクセであるアウトサイドイン軌道が原因です。テークバックで腰を回した時に、左ひざが動かないように意識して、次は打ってみてください」。

■手厚い！ 即席ワンポイントレッスンでスイング修正！？

「ミタコーチ！その体勢ちょっと痛いって…」

言われたことがすぐにできるようなら苦労しない。でも、普段はコーチが本職の人だから、通常はやらないワンポイントレッスンとして、フォローでクラブを遠くに振り抜くドリルを教えてくれました。しばらくそれを繰り返して試打に戻ると…ボールが中央に集まってくるように。新しい道具にばかり頼らず、GOLFTECコーチによるレッスンで、その道具をより上手に使える2重のステップアップを体験できるのは、「TECFITならでは」とか。自社グループのサービスながら、ちょっとした感動レベルです！

■L、A、R…フレックスという概念は、いったん置いておく

シュパーン！

途中で何かをつかむ感覚もありながら、いろいろ試して、あれこれ計測して、三田コーチのファイナルアンサーとして提案されたシャフトは、「ATTAS COOOL 4S」。最近流行の“軽・硬”シャフトです！…って、『S』は男性用のフレックスじゃないんですか！？ 三田コーチは「“L”とか“A”という表示はいったん忘れてください。女性のクラブ選びでは、計測されたデータに加え、バランスや長さ、振動数など総合的に見ていくことが大事です」と、自信満々に白い歯キラリです。

• 女性の参考になる試打コンテンツ 毎週更新中です！

「やばみ！なんかミタコーチが神に見えてきた！」

「道具を使うスポーツのゴルフは、間違ったクラブ選択をしないことが上達の近道です。フィッティングには最適なクラブ選び、という目的がありますが、同時にスイングのクセがより明確になる、という意味合いもあります。J子さんがドロー系のボールを打てるようになったら、改めてフィッティングをしなおしましょう！」。つまり、今の私には、“一発の飛び”よりも、自分のスイングの長所も欠点もまるっと受け入れてくれる「包容力」あるクラブというのが三田コーチによる診断結果なのでした。

■クラブフィッティングはまるで“理想の相手”を探す旅…

「あー、宝くじでも当たらないかなー涙」

「フレックスに惑わされない（見た目で選ばない、固定観念は捨てる）」「クラブだけに頼ってはダメ（相手に依存しない、自分を知る）」。フィッティングの過程で巡り合った言葉は、“理想の相手”探しでも当てはまりそう。だとしたら直感も大切にしたいし…、私は今、実に深いなーと思いながら、財布と相談をしているのです。（J子）

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