フェアウェイウッドのシャフトについて解説します

【アマチュアSさんの“今さら聞けない”】
ドライバーのシャフトは決まったのですが、フェアウェイウッドのシャフトもドライバーと同じものにしたほうがよいのでしょうか？

基本的にはドライバーと同じものが無難

【たけちゃん'sアンサー】
プロゴルファーのセッティングを見てみると、多くの選手がドライバーとフェアウェイウッド（FW）に同一モデルのシャフトを入れています。

アマチュアも新しくクラブを購入する際には、基本的にはドライバーと同一モデルのシャフトを選択するのが無難でしょう。なぜなら、硬さ（フレックス）やしなり方（調子）を統一させることで、振り心地がドライバーに近くなり、インパクトでの安定性が高まるからです。

リシャフトの際はFW専用シャフトも選択肢に

今使っているシャフトを交換する「リシャフト」の際にも、ドライバーと同じモデルのシャフトを入れる事がベストではありますが、実はドライバー用のシャフトは4万円を超えるような高価なものがほとんどです。

ですから私は、ドライバー用よりも安価なFW専用のシャフトを勧めることが多いです。こちらは、おおむね2万5000円程度で購入できます。FWは使う頻度が少ない上に、シャフトのカット幅も大きくなるので、個人的にはドライバーと同じものを入れるのがもったいない気がします。

松山英樹もFWにドライバーと同じモデルのシャフトを装着している（※画像は2023年ウィンダム選手権2日目）

ただし、FWのシャフトを別のモデルから探す際には、特性が近いシャフトを選定する必要があります。硬さや調子は基本的にドライバーと同じもので、重さがドライバーからの流れに沿っていることが重要です。

一般的に43インチ前後の3番ウッドはドライバーと同重量のシャフト、42.5インチより短い5番ウッドや7番ウッドであれば、ドライバーよりも10g程度重いシャフトを選ぶと、きれいにその下のクラブへとつながっていくと思います。

ただ、体力の個人差や、人それぞれ好みも違うので、自分で選ぶのはなかなか難しいところもあります。ですから、フィッターなど専門家に相談することをお勧めします。

たけちゃんの1分動画解説

■ゴルフクラブABCとは
巷には様々なゴルフクラブがあふれ、自分にぴったりの一本を見つけるのは至難の業。そもそもクラブを選ぶにも難しい用語が多く、深く知ることを敬遠している人も多いのではないか。そこでクラブ選びに役立つ「基礎中の基礎＝“ゴルフクラブのABC”」を、全国から“患者”が訪れるというすご腕クラブフィッターたけちゃんに分かりやすく教えてもらう。