日本の素晴らしさとゴルフ愛を実感/ザンダー・シャウフェレ独占コラム
日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)です。
10月、PGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」で来日しました。
もう言うまでもなく、僕にとっての心の故郷のひとつでもある日本。
今回は大会に出場するため東京に向かう前に、大阪と京都を訪れました。
初めての大阪では道頓堀で食べ歩きにもチャレンジ。大好きなたこ焼きから何から、口にするものすべてが本当においしかった。京都ではお寺や神社に足を運び、温泉にも浸かって日本の文化を堪能しました。
家族や日本に住む祖父母や友人、スポンサーの皆さんも見守ってくれたZOZOチャンピオンシップでは、とにかく良いプレーをしたくて、ベストスイングを続けようと必死にプレーしましたが、結果は思うようにはいきませんでした。
ゴルフはいつも理想通りにはいかないもの。残念でしたが、こればかりは“SHOGANAI”(しょうがない)。
それにしても、大会の盛り上がりは、僕が初めて出場した時と変わらず、素晴らしいものでした。日本の人々が僕らPGAツアー選手を精一杯応援してくれる姿は、皆さんが持つゴルフへの強い愛情の表れだと感じてやみません。
10月25日、31歳になりました。当日は大会の2日目。朝のスタートティでギャラリーがバースデーソングを歌ってくれました。日本で誕生日を迎えること自体が、ただでさえ特別なのに、ゲーム中にたくさんの人が僕を祝ってくれて喜びは何倍にも膨らみました。
毎年、日本に来るたびに声援が大きくなっていることが本当にうれしい。自分が愛されていることが実感できて、コースで本当に力がわいてくる。素晴らしい雰囲気を作ってくれているサポーターに感謝してもしきれません。
来年も、再来年も、ずっと日本でプレーする日を心待ちにしています。また、お会いしましょう。
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
1993年10月25日、米カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。サンディエゴ州立大を経て2015年にプロ転向。17年「ザ・グリーンブライアークラシック」でPGAツアー初勝利を飾ると、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」で2勝目を挙げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。21年「東京五輪」の男子ゴルフ競技で金メダルを獲得。24年5月「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝。7月の「全英オープン」を逆転で制してメジャー2勝目を挙げた。PGAツアー通算9勝。